2分でわかるアメリカ

2017/10/18マーケット: FRB人事にらみ米ドル堅調

「欧州通貨安い」

17日の欧米の外国為替マーケットでは、全体的に米ドルが堅調でした。

トランプ大統領が、スタンフォード大学のテーラー教授をFRBの次期議長に指名する可能性があるとの一部報道に反応しました。テーラー教授はタカ派として知られ、利上げペースが加速するとの思惑が影響しました。米2年債の利回りが一時9年ぶりの高水準をつけ、米ドル買いを誘いました。しかし、後半の取引で利回りが上昇分を消したことで、米ドルが上げ幅を縮めました。

米ドルは対円ではほぼ横ばいでした。米ドル買いが先行しましたが、後半の取引で上げ幅を消しました。

ユーロは対米ドル、対円で下落しました。ドイツのZEW景気期待指数が上昇しましたが、予想に届きませんでした。カタルーニャ州政府が、独立宣言の撤回を求めるスペイン中央政府の要求を拒否しました。

英ポンドは売られました。イングランド銀行のラムスデン副総裁が、利上げに賛成票を投じる準備ができていないとの立場を示しました。

南アフリカランドは対円で軟調に推移しました。

トルコリラは対米ドル、対円で安く取引されました。ギリシャのチプラス首相がホワイトハウスを訪ねトランプ大統領と会談しました。アメリカとトルコの外交関係が悪化していることに関連して、ギリシャは安定しているとしてトルコとの違いを強調しました。トルコのエルドアン大統領は16日、去年7月のクーデター未遂事件後に発令した非常事態宣言を3カ月延長することを決めました。5度目の延長です。

カナダドル、そして、豪ドルとNZドルは、それぞれ小動きでした。

「米株まちまち」

17日のヨーロッパの株式相場は小幅安でした。DAXは8ポイント安、FTSEは10ポイント下げました。

ニューヨーク株式相場はまちまち。方向感に欠ける展開でした。好決算を受けてユナイテッド・ヘルスケアとP&Gが上昇、ダウは一時2万3000ドルを超えました。ダウとS&P500は最高値で取引を終えました。ナスダックは小幅安でした。
ニューヨーク原油相場(WTI)は0.02%高の51米ドル88セント。金相場は1.29%安の1286米ドルでした。

NY時間17日午後4時、東京時間18日午前5時時点の状況です。

[October 17, 2017]  No 031843758

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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