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2017/10/17マーケット: 米ドル堅調、ポジション調整

「ユーロ軟調」

16日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。全体的に小動きでした。

先週後半、ややハト派的なFRBの議事録と予想を下回った消費者物価指数を受け、米ドルが軟調に推移しました。きょうは、そのポジションを戻す動きが相場に影響したと指摘されました。ニューヨーク連銀の製造業指数は2014年9月以来の高水準を記録しました。

FRBのイエレン議長が週末の講演で、利上げを継続する姿勢を示したことも米ドル買いを誘いました。

米ドルは対円で小幅高でした。米国債利回りが上昇、米ドル買いにつながりました。

ユーロは対米ドルで下落しました。対円ではほぼ横ばいでした。スペイン中央政府は、カタルーニャ州政府のプチデモン州首相に対し、19日午前10時までに独立宣言を撤回しない限り、カタルーニャの自治権限を停止し、直接統治すると警告しました。オーストリアの下院選で右派政党が躍進したこともユーロに重石となりました。

英ポンドの対円相場もほぼ横ばいでした。ロイターによりますと、JPモルガンは、イギリスが清算金を支払わずにEU離脱する確率が当初の15%から25%に高まったとの見方を顧客向けメモで示しました。これに対し、ハモンド財務相は、清算金を支払わないで離脱する確率は高まっていないと反論しました。

南アフリカランドは対円で横ばいでした。

トルコリラは対米ドルで下落、対円でも軟調でした。先月25日の住民投票で独立賛成が90%を占めたイラク北部のクルド自治区にイラク政府軍が侵攻しました。原油施設が多い係争地のキルクークを制圧したとも伝えられましたが、クルド自治政府は否定しています。地域情勢の不安定化がトルコリラに影響しました。

カナダドルは売られました。NAFTA交渉が難航していることが嫌気されました。

豪ドルは軟調に推移しました。

NZドルは対米ドルで横ばい、対円で小幅高でした。連立政権の鍵を握るNZファースト党の幹部の会合で結論が出ず、17日も協議を継続することになりました。結論がでれば、ピーターズ党首がどちらの政党につくか発表する見通し。ただ、国民党を率いるイングリッシュ首相は、NZファースト党内の結論にかかわらず、連立政権の樹立に向けた交渉を継続する可能性があると述べました。

「米株続伸」

16日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。カタルーニャの独立問題への懸念でマドリードが下落。フランクフルトのDAXは11ポイント高。ロンドンのFTSEは8ポイント安でした。

ニューヨーク株式相場は続伸しました。税制改革と決算への期待感が背景。ダウは最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は、0.82%高の51米ドル87セント。金相場は0.12%安の1303米ドルでした。

NY時間16日午後4時、東京時間17日午前5時時点の状況です。

[October 16, 2017]  No 031843757

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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