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2017/10/06マーケット: 米ドル堅調、対円では横ばいの動き

「欧州通貨安い」


5日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。


アメリカの8月の製造業新規受注が強く、貿易赤字が予想以上に縮小したことが材料視されました。また、フィラデルフィアとサンフランシスコの2つの地区連銀の総裁の発言を受け、12月利上げ観測がさらに強まったことが米ドル買いを誘いました。短期金利先物市場が示唆する12月利上げ確率は88%に上がりました。


ユーロは対米ドル、対円で下落。ECBの理事会議事録が予想よりややハト派だったことが影響しました。ドイツ国債の利回りが低下した反面、米国債利回りが上昇したことが、ユーロ売り米ドル買いを誘いました。


英ポンドも売られました。ブレグジット対応をめぐりメイ政権への批判が高まっています。メイ首相の年内辞任の噂まで出ましたが、本人はスカイニュースのインタビューで辞任しないと述べました。


新興国通貨は軟調でした。米ドル高の影響を受けました。トルコリラは対円で下落。南アフリカランドの対円相場も軟調でした。


米ドルは対円では横ばいでした。衆院選挙の公示を前に、日本の政局が不透明になっていることが円を支えました。


明日6日のアメリカの雇用統計が米ドル/円に大きく影響する可能性があります。


カナダドルは対円で下落、90円を割りました。


豪ドルは対米ドル、対円で下落しました。オーストラリアの8月の小売売上高が4年半ぶりの大幅減となったことが影響しました。


連立政権樹立の行方が依然不透明なことで、NZドルも売られました。


「米株、連日の最高値」


5日のヨーロッパの株式相場は全体的に上昇しました。フランクフルトのDAXはほぼ横ばいでしたが、パリやマドリードは高く取引を終えました。ロンドンのFTSEは、通貨安などを好感し40ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は続伸。ダウ、S&P500、ナスダックがいずれも最高値を更新しました。連邦下院が2018年会計年度の予算決議案を承認、上院に送りました。税制改革に一歩近づいたと受けとめられました。個別には、人気プランの値上げを発表したネットフリックスが上場来高値を更新しました。


ニューヨーク原油相場(WTI)は1.62%高の50米ドル79セント。金相場は0.28%安の1273米ドルでした。


NY時間05日 午後4時、東京時間06日午前5時時点の状況です。


[October 05, 2017]  No 031843750

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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