2分でわかるアメリカ

2017/10/03マーケット: 欧州通貨売られる、円底堅い

「米ドル堅調」


2日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。


アメリカのISM製造業景気指数が13年ぶりの高水準をつけたことが材料になりました。ウォルシュ元FRB理事が次期議長の最有力候補になっていることも米ドル高につながりました。


米ドルは対円で小幅高。米国債利回りが上昇、米ドル買いを誘いました。ただ、日本の政局の流動化が進むとの観測で、円の下げ幅は限定的、底堅さが意識されました。


ユーロは対米ドル、対円で下落しました。スペインのカタルーニャ州の住民投票で独立賛成が90%に達し、近く独立を宣言する可能性があります。中央政府と対立するのは必至で、政局不安がユーロに影響しました。


英ポンドも売られ、対円で150円を割りました。イギリスの製造業PMIが弱かったことが英ポンド売りを誘いました。ジョンソン外相の更迭を求める声が強まり、メイ政権が弱体化していることが重石となりました。


トルコリラの対円相場は横ばい。南アフリカランドも対円で小動きでした。


原油価格が下落。原油に敏感なカナダドルが対米ドルで下落しました。カナダドル/円は小幅安でした。


オーストラリアは祝日。中国も休日だったことで、豪ドルは小動きでした。


NZドルは小幅安でした。3日の乳製品のオークションが注目されています。


「ダウ、最高値更新」


2日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。カタルーニャ州の住民投票の結果を受け、マドリードの株価が下落しました。他のマーケットには連鎖しませんでした。DAXは73ポイント高、FTSEは66ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場も上昇。強い経済指標を素直に好感しました。税制改革への期待が下支えしました。ダウは最高値を更新。S&P500、ナスダック、ラッセル2000もそれぞれ高値で取引を終えました。


ニューヨーク原油相場(WTI)は、2.11%安の50米ドル58セント。金相場は0.70%安の1275米ドルでした。


NY時間02日 午後4時、東京時間03日午前5時時点の状況です。


[October 02, 2017]  No 031843747


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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