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2017/09/28マーケット: 米税制のドミノ効果期待、米ドル押し上げ

「一時113円」


27日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。


米ドルは対円で一時113円台前半に上昇しました。トランプ政権と共和党の税制改革案を受けて、米国債利回りが大幅に上昇、米ドル買いを誘いました。アメリカの8月の耐久財受注統計で、コア資本財の受注が前月比0.9%増となり、予想の0.3%増を大幅に上回りました。これも、米ドル買いにつながりました。

ロイターによると、投機筋の米ドルのショート(売り)ポジションが、2013年1月以来の高水準になっています。米ドルのポジション調整、もしくはショートカバーが、米ドル相場を押し上げたとの指摘があります。


ユーロは対米ドルで下落。対円では小幅高でした。ECBのドラギ総裁が、ロンドンで29日に予定していた講演をキャンセルしました。


英ポンドは対米ドルで下落、対円ではほぼ横ばいでした。


米国債利回り上昇に新興国通貨が敏感に反応しました。南アフリカランドは対米ドルで大幅安、クロス取引の対円相場も下落しました。


トルコリラの対円相場も下落しました。イラク北部のクルド自治政府の住民投票で、独立賛成派が90%を占めたと伝えられました。イラク政府が「憲法違反だ」と反発、独立交渉に応じない方針。地域が不安定化する可能性が高く、クルド系住民が人口の約4分の1を占めるトルコへの影響が懸念されています。


カナダドルは売られました。対円で90円台半ばに下げました。カナダの中央銀行のポロズ総裁が講演で、賃金の伸びが予想より鈍いと指摘したことなどで、追加利上げの期待が後退しました。


23日のニュージーランドの総選挙の結果を受けて売り込まれていたNZドルは、小幅ながら反発しました。ニュージーランドの中銀が政策金利を据え置き、予想通りとなりました。発表を受け、NZドルが上げ幅をやや縮めました。政権樹立の不透明感が上値を抑えました。


豪ドルは対米ドルで軟調、対円では小幅高でした。


「米株上昇、ナスダック高い」


27日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。輸出関連株と銀行株が買われました。アメリカの税制改革への期待が株価を押し上げました。DAXは52ポイント高、FTSEは27ポイント上昇しました。


ニューヨーク株式相場も上昇。買いが先行しましたが、トランプ政権と共和党の税制改革案が発表された後、一時下げに転じる局面もありました。テクノロジー株は堅調でしたが、不動産株、公共株が軟調でした。ナスダックは73ポイント高と目立って上昇しました。


ニューヨーク原油相場は上昇、終値は52米ドル14セントで取引を終えました。金相場は1.07%安の1287米ドルでした。


NY時間27日 午後4時、東京時間28日午前5時時点の状況です。


[September 27, 2017]  No 031843744

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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