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2017/09/26マーケット: 「不透明」だらけ、円全面高

「ユーロ売り」

25日の欧米の外国為替マーケットでは、円が幅広く買われました。朝鮮半島情勢、ドイツとニュージーランドの選挙後の連立交渉、クルド人の住民投票、さらにブレグジット交渉やNAFTA見直し協議など不透明要因が溢れ、相場に大きく影響しました。

特に北朝鮮がアメリカの戦略爆撃機の撃墜を示唆したことで心理が悪化、安全資産への逃避が進みました。

米ドルは対円で下落しました。逃避の円買いが米ドル売りを誘いました。円は全面高でした。

ユーロは対米ドル、対円で大幅安でした。ドイツの連邦議会選挙でメルケル首相率いる与党が議席を大幅に減らしたことが影響しました。連立交渉の難航が予想され、不透明感が嫌気されました。

英ポンドも売られました。対円では一時150円を割りました。北朝鮮問題に加え、25日に再開したブレグジットをめぐる交渉が難航するとの観測が英ポンド売りにつながりました。

南アフリカランドも対米ドル、対円で下落しました。

トルコリラは対米ドルで大幅安。対円で急落しました。リスク回避ムードが重石になりました。イラク政府や周辺国の中止要求にもかかわらず、イラク北部のクルド自治区で独立の是非を問う住民投票が実施されました。賛成多数が確実で、地域が不安定化するとの懸念がトルコリラに大きく影響しました。イスタンブールの株式相場も急落しました。

カナダドルは対米ドルで軟調。対円で下落しました。27日まで続くNAFTAを見直す3回目の交渉の行方に注目が集まりました。

NZドルは、対米ドル、対円で大幅安でした。23日の議会選挙でイングリッシュ首相率いる国民党が過半数割れしました。少数政党との連立を模索しますが、一方で、議席を大幅に伸ばした最大野党の労働党が極右のニュージーランド・ファースト党と連立を目指す動きがあり、政権の先行きが不透明になりました。

豪ドルも連れ安しました。リスク回避ムードが豪ドル売りを誘いました。

「米株下落、原油大幅高」

25日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。ドイツの選挙結果を受けたフランクフルトの株式相場はほぼ横ばい。DAXは2ポイント高でした。マクロン大統領の政党が上院選で議席を減らしたことを受けパリのCACは14ポイント安。再開したブレグジット協議をにらんだロンドンのFTSEは9ポイント安でした。

ニューヨーク株式相場は下落しました。北朝鮮の外相が「アメリカが宣戦布告した」として、アメリカ軍の戦略爆撃機の撃墜を示唆したことが重石となりました。テクノロジー株が売られ、個別には、アップルが6日続落しました。

ニューヨーク原油相場は3.08%高の52米ドル22セント。金相場は1.08%高の1311米ドルでした。

NY時間25日 午後4時、東京時間26日午前5時時点の状況です。

[September 25, 2017]  No 03184374

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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