2分でわかるアメリカ

2017/09/15マーケット: ポンド急上昇、トルコリラ高い

「米ドル/円、北朝鮮に揺れる」


14日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが目立って上昇しました。


米ドルは対円で一時111円ちょうど付近まで買われました。節目とされた8月31日の高値の110円65銭を超えて上昇しました。アメリカの8月の消費者物価指数が小幅ながら予想を上回りました。米10年債の利回りが上昇、米ドル買い円売りを誘いました。しかし、NBCが、複数の軍高官の話として、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を準備していると報じたことを受け、円が買い戻されました。


ユーロは対米ドル、対円で小幅高でした。


英ポンドは対米ドルで急上昇、1年ぶりの高値をつけました。対円では一時148円台に急伸しました。イングランド銀行が11月にも利上げに踏み切る可能性を示唆したことに素直に反応しました。


トルコリラは対米ドルで上昇しました。対円では大幅高でした。トルコの中央銀行が政策金利を据え置きました。アナドル通信とブルームバーグのそれぞれの調査で、すべてのエコノミストが据え置きを予想していました。声明では、食料品などの緩やかな価格下落が予想されるとの文言が外され、インフレ率上昇への警戒感を示しました。エルドアン大統領が利下げを求めていますが、「必要であれば、追加的に引き締める」意向を示しました。


南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。


利益確定の売りなどで、カナダドルは対米ドル、対円で小幅安でした。


NZドルは軟調でした。米国債利回りの上昇に敏感に反応、23日の議会選挙の不透明感が影響しました。


豪ドルは小動き。オーストラリアの8月の雇用者数が予想以上に増えました。


「米株まちまち、NYダウ続伸」


14日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。英ポンド高が影響してロンドンのFTSEは84ポイント、もしくは1.14%下げました。


ニューヨーク株式相場もまちまちでした。ボーイングが大幅に上昇したことでダウは続伸しました。S&P500は小幅安、ナスダックは31ポイント下げました。


ニューヨーク原油相場は1.20%高の49米ドル89セント。金相場は0.10%高の1329米ドルでした。


NY時間14日 午後4時、東京時間15日午前5時時点の状況です。


[September 14, 2017]  No 031843734


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.02.16 更新マーケット: 来週の外為相場、米ドル方向探る「ポンド反発」15日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが反発しました。対米ドルで反発、対円相場は142円30銭近辺の英ポンド高水準で取引されました。イギリ…
  • 2019.02.15 更新マーケット: 米ドル反落、カナダドル下落「ポンド軟調」14日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが反落しました。12月の小売売上高が予想外のマイナスになったことが影響しました。米10年債の利回りが大…
  • 2019.02.14 更新マーケット: 米ドル高・円安、ランド下落「NZドル高い」13日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが反発しました。米ドルは対円で111円ちょうど近辺まで買われました。米2年債と米10年債の利回りが上…
  • 2019.02.13 更新 マーケット: 米ドル安・円安・株高「豪ドル堅調」12日の欧米の外国為替マーケットでは、円と米ドルが軟調でした。トランプ大統領が米中貿易協議の期限である3月1日にとらわれず延長する可能性を示唆した…
  • 2019.02.12 更新マーケット: 110円台、円軟調「ポンド軟調」11日の欧米の外国為替マーケットでは米ドルが堅調でした。主要国通貨に対する動きを示す米ドル指数が8日連続で上昇しました。米中の貿易をめぐる次官級協…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ