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2017/09/07マーケット: 米ドル変動、カナダドル急上昇

「円軟調」


6日の欧米の外国為替マーケットでは、政治が材料になりました。


FRBのフィッシャー副議長が辞意を表明したことで米ドルが売られました。その後、上下両院の野党・民主党のトップがハリケーン「ハービー」の被害救済を重視し、政府債務の上限を12月15日まで暫定的に引き上げることを提案、トランプ大統領が支持したことで米ドルが買い戻されました。また、トランプ大統領が、北朝鮮問題について「軍事行動は最初の選択肢ではない」と発言したことも米ドル買いにつながりました。


ベージュブックと呼ばれるFRBの地区連銀経済報告は、経済が緩やかに拡大する一方で、インフレ加速の兆候がみられないとの認識を示しました。


米ドルの対円相場は、一時108円台半ばに下落しましたが、急速に買い戻され上昇に転じました。米10年債の利回りが上昇、米ドルを支えました。


ユーロは対米ドルでほぼ横ばいでした。7日のECB理事会を控え、積極的な取引が控えられました。ユーロは対円で高く取引されました。


英ポンドは対米ドルで小幅高。対円では大幅に上昇、142円台半ばで取引されました。


リスク選好ムードがやや強まり、新興国通貨は対米ドルで堅調でした。クロス取引のトルコリラの対円相場は、米ドル/円の上昇も影響して上昇しました。南アフリカランドも対円で上昇しました。


カナダドルは急上昇しました。カナダの中央銀行が政策金利を0.25%引き上げ1%としました。カナダ中銀は7月にも利上げしていて、エコノミストの多くが10月まで利上げはないと予想していました。サプライズでした。今後の政策については金融市場と経済統計次第としましたが、追加利上げの可能性を残しました。


NZドルは、利益確定の売りが影響し、対米ドル、対円で軟調でした。豪ドルは対米ドルでほぼ横ばい、対円では上昇しました。


「米株反発」


6日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは90ポイント高、FTSEは18ポイント安でした。


ニューヨーク株式相場は反発しました。3カ月間の政府債務上限引き上げ合意で、ひとまず安心感が広がりました。ダウは終盤に伸び悩みました。前日に売られた銀行株が買い戻されました。


ニューヨーク原油相場は1.03%高の49米ドル16セント。金相場は0.41%安の1339米ドルでした。大型のハリケーン「イルマ」が主要産地のフロリダに上陸する恐れが大きいため、オレンジの価格が大幅に上昇しました。


NY時間06日 午後4時、東京時間07日午前5時時点の状況です。


[September 06, 2017]  No 031843728

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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