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2017/09/06マーケット: 荒れ気味、米ドル全面安

「NZドル堅調」


5日のマーケットは荒れ気味。欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが全面安でした。


緊迫する北朝鮮情勢が背景になっています。先月末の日本上空を通過したミサイル発射への反応は限定的でしたが、3日の核実験には大きく反応しました。韓国の一部メディアが「北朝鮮が弾道ミサイルを西に移動させている」と報じたとされることも影響し、懸念が一段と強まりました。


一方、FRBのブレイナード理事が、インフレ率が目標を大幅に下回っているとして、追加利上げに慎重な姿勢を示しました。これも米ドル安につながりました。ブレイナード理事は、金融政策を決めるFOMCの常勤投票メンバー。CMEのフェドウォッチが示唆している、FRBが12月に利上げする確率が31%に低下しました。


米ドルは対円で109円を割りました。一時108円65銭近辺まで米ドルが売られました。直近の安値である108円25銭近辺が意識されているとの指摘があります。米10年債の利回りが2.1%を割り、今年の最低水準まで急低下したことが米ドル売りを誘いました。


ユーロは対米ドルで小幅高。対円では下落しました。7日のECB理事会が注目されています。


英ポンドは対米ドルで上昇、対円では小幅安で推移しました。


新興国通貨は、米国債利回りの低下に敏感に反応し、対米ドルで堅調でした。ただ、クロス取引の対円相場は、米ドル/円が大幅に下落した影響で軟調でした。


トルコリラの対円相場は31円台半ばに下落しました。トルコの8月の消費者物価指数は前年同月比で10.68%に小幅上昇しました。


南アフリカランドも対円で安く取引されました。


カナダドルは対米ドルで2年2カ月ぶりの高値をつけました。カナダの中央銀行が6日の会合で政策金利を据え置くとの見方が優勢です。ただ、声明はタカ派的なトーンになると予想されています。クロス取引の対円では下落しました。


米ドル安を受け、NZドルは対米ドルで大幅上昇。対円で小幅高でした。フォンテラ主導の乳製品のオークションは堅調でした。GDT価格指数が0.3%上昇しました。


豪ドルは対米ドルで上昇、対円では軟調でした。


「米株大幅安」


5日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは21ポイント高、FTSEは38ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場は大幅安でした。テクノロジー株と金融株が下げをけん引、幅広い業種、銘柄が売られました。北朝鮮の核実験に関する懸念で心理が悪化しました。ダウとS&P500は50日移動平均を割って取引を終えました。下振れする可能性を示唆しています。


ニューヨーク原油相場は2.90%高の48米ドル66セント。金相場は1.06%高の1344米ドルでした。


NY時間05日 午後4時、東京時間06日午前5時時点の状況です。


[September 05, 2017]  No 031843727

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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