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2017/08/24マーケット: トランプに揺れる米ドル、リスク回避ムード

「円高い」

23日の欧米の外国為替マーケットでは、円が幅広く買われました。

アメリカのトランプ大統領が、メキシコ国境の壁を建設するためには政府閉鎖も辞さないと発言。さらにNAFTAを破棄する可能性を示したことで警戒感が広がりました。トランプ大統領は23日、ネバダ州リノに移動、退役軍人の集会で「防衛ミサイルシステムを強化する」と述べました。

アメリカの7月の新築一戸建て住宅販売は予想外に減少しました。

米ドルは対円で下落。109円ちょうど近辺で推移しました。米10年債の利回りが大幅に低下、米ドル売りを誘いました。リスク回避で円は全面高でした。

ユーロは対米ドルで反発しました。ユーロ圏の総合PMI(企業の購買担当者に対する景況感調査を指数化したもの)が6年半ぶりの高水準となりました。特に、ドイツとフランスの強さが材料視されました。また、ECB理事会のエストニア中銀のハンソン総裁によるユーロ高を容認する発言もユーロを支えました。

英ポンドは対米ドルで小幅安。対円では139円台半ばの英ポンド安水準で取引されました。ブレグジット(イギリスのEU離脱)をめぐる交渉の行方が不透明、英ポンドの対ユーロ相場は2009年以来の安値をつけました。

トルコリラは対米ドルで上昇しました。クロス取引の対円相場は小幅安でした。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。

カナダドルは対米ドルで小幅高、対円で下落しました。

リスク回避ムードが強く、豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で下落しました。NZドルは、ニュージーランド政府がGDP見通しを下方修正したことが影響しました。

「ダウ反落」

23日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは55ポイント安、FTSEはほぼ横ばいでした。

ニューヨーク株式相場は反落しました。トランプ大統領の「政府閉鎖」発言を嫌気しました。ダウは87ドル(0.40%)下げました。

ニューヨーク原油相場は1.21%高の48米ドル41セント。金相場は0.29%高の1294米ドルでした。

NY時間23日午後4時、東京時間24日午前5時時点の状況です。

[August 23, 2017]  No 031843719

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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