2分でわかるアメリカ

2017/08/10マーケット: リスク回避続く

「高金利通貨安い」

9日の欧米の外国為替マーケットでは、朝鮮半島情勢の緊張が影響、リスク回避ムードが続きました。安全資産とされる円とスイスフランが買われる一方、高金利通貨、新興国通貨が売られました。韓国ウォンは急落しました。

米ドルは対円で続落。一時109円台半ばまで米ドルが売られました。米国債の利回りが低下、米ドル売り・円買いを誘いました。円は全面高でした。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、11日発表のアメリカの消費者物価指数が米ドル/円に大きく影響する可能性があるとしています。

米セントルイス地区連銀のブラード総裁が、「金利を現在の水準で維持」などとハト派的な見解を示しました。一方、シカゴ地区連銀のエバンス総裁は、FRBが来月の会合でバランスシートの縮小の開始を決めることが妥当だと述べました。

ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。対円では一時128円台半ばまで売られました。

英ポンドも対円で安く取引されました。142円台に下落しました。イングランド銀行は、先行き不透明感が企業の長期的な投資計画の重石になっているとする報告書を公表しました。

新興国通貨は全面安。ズマ大統領が罷免を逃れたことを受け急落した南アフリカランドは続落しました。

トルコリラは対米ドルで小幅安。対円では一時31円を割りました。

原油価格が反発しましたが、カナダドルは対米ドル、対円で下落しました。

豪ドルは続落。NZドルは対米ドルで横ばい、対円で下げました。

「ダウ続落」

9日のヨーロッパの株式相場は大幅安でした。北朝鮮問題が背景。DAXは138ポイント下げました。

ニューヨーク株式相場は続落。決算が弱かったディズニーの下げが目立ちました。北朝鮮問題に加え、去年の大統領選でトランプ陣営の選対本部長だったマナフォート氏が7月下旬に自宅の家宅捜索を受けていたと伝えられ、投資家心理が悪化しました。

ニューヨーク原油相場は0.79%高の49米ドル56セント。金相場は大幅高、2カ月ぶりの高値に近づきました。

NY時間09日午後4時、東京時間10日午前5時時点の状況です。

[August 09, 2017]  No 031843710

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ