2分でわかるアメリカ

2017/07/28マーケット: 米ドル買い戻しも上値重い

「ユーロ軟調」

27日の欧米の外国為替マーケットでは、アメリカの6月の耐久財受注が前月比6.5%増と予想(3.0%増)を大幅に上回ったことを受け、前日に急落した米ドルが買い戻されました。FRBの声明に反応しすぎたとの指摘があります。ただ、ニューヨーク株式相場がやや軟化したことで、終盤に失速しました。

米ドルは対円でほぼ横ばい。米国債の利回りが上昇、米ドルが買われました。ただ、トランプ大統領の政策実行能力に対する懐疑的な見方などが重石となり、米ドルの上値は限定的でした。

ユーロは対米ドルで反落。対円でも下落しました。ブルームバーグは、エリオット波動とフィボナッチ分析が、ユーロが天井を打ったことを示唆していると解説しました。

英ポンドの対円相場は145円台前半に下落しました。

トルコの中央銀行が27日の会合で、3つの主要政策金利と後期流動性貸出金利を据え置きました。予想通り。トルコリラは対米ドルで小幅安、中銀の決定の影響は限定的でした。トルコリラは対円でも軟調でした。

南アフリカランドは売られました。クロス取引の対円も下落しました。

カナダドルは対米ドル、対円で反落しました。カナダ中銀の7年ぶりの利上げに一部で批判が出ていますが、モルノー財務相は中銀の決定を支持する考えを示しました。

豪ドルが対米ドルで節目の0.80米ドルを一旦超えたことで、利益確定の豪ドル売りが増えました。対米ドル、対円で下落しました。

同様にNZドルも売られました。

明日、アメリカの第2四半期とカナダの5月のGDPが発表されます。注目です。

「ダウ最高値もナスダック下げる」

27日のヨーロッパの株式相場は下落しました。フランクフルトのDAXは93ポイント下げました。

ニューヨーク株式相場はまちまち。買いが先行しましたが、後半に失速しました。ダウは最高値を更新、S&P500とナスダックは下げました。IT関連株が軟調。個別には、決算が強かったフェイスブックが大幅高でした。

ニューヨーク原油相場の終値は0.59%高の49米ドル04セント。金相場は0.87%高の1266米ドルでした。

NY時間27日午後4時、東京時間28日午前5時時点の状況です。

[July 27, 2017]  No 031843701

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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