2分でわかるアメリカ

2017/07/26マーケット: 円安、112円突破うかがう動き

「米ドル買い戻し」

25日の欧米の外国為替マーケットでは、円が売られました。

米ドルは対円では上昇しました。終盤に一段高になり、112円が意識されました。株価上昇などを受けてリスク選好ムードが強まり、円が売られました。米国債利回りが大幅に上昇、米ドル買い・円売りを誘いました。

ユーロの対米ドル相場は一時1.1710米ドル台まで上昇しました。2015年8月以来のユーロ高水準。ドイツの強いIFO景気動向指数がユーロ買いにつながりました。ECBの金融政策をめぐり慎重な見方が出ましたが、影響は限定的。ただ、後半の取引でユーロが伸び悩み、米ドルが急速に買い戻されました。ユーロは対円で130円台に乗せました。

英ポンドも対米ドルで、一時1.3050米ドルを超えて上昇しました。終盤に英ポンドが伸び悩みました。英ポンドは対円で大幅高、145円台後半に上昇しました。

明日、FRBが会合(FOMC)後に声明を発表します。米ドル相場に影響しそうです。

トルコリラは対米ドルで小幅安、対円で上昇しました。南アフリカランドは売られました。対円ではやや軟調でした。

カナダドルは対米ドルでほぼ横ばい。対円では堅調でした。

豪ドルは対米ドル、対円で上昇。リスク選好ムードで資源国通貨の豪ドルが買われました。

NZドルは対米ドルで下落、対円で上昇しました。

「ダウ反発、原油大幅高」

25日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。ドイツの強い経済指標を素直に好感、フランクフルトのDAXは55ポイント上げました。

ニューヨーク株式相場も上昇。キャタピラー、マクドナルドなど予想を上回る決算が相次いだことで心理が改善しました。連邦議会の上院が、医療保険制度改革法(オバマケア)の廃止について審議を開始することを可決しました。ダウは3桁の上げ。S&P500はザラ場(取引時間中)と終値の最高値を更新しました。ナスダックはほぼ横ばいでした。

ニューヨーク原油相場は大幅高でした。終値は3.3%高の47米ドル89セント。金相場は0.17%安の1258米ドルでした。

NY時間25日午後4時、東京時間26日午前5時時点の状況です。

[July 25, 2017]  No 031843699

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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