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2017/07/07マーケット: トルコリラ下落基調、ユーロ高い

「ポンド堅調」

6日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロの上昇が目立ちました。

ECBが6月7-8日の理事会の議事録を公表しました。この中で、必要に応じて資産買い入れを拡大するとの文言を削除することを協議していたことがわかりました。議事録は、「インフレ見通しへの確信が一段と高まれば、(緩和)バイアスを見直す可能性がある」と指摘しました。一方、ドイツ連銀のバイトマン総裁は「ECBの出口戦略の扉が開いた」と述べました。これらがユーロ買いを誘いました。

ADPの全米雇用報告は、民間部門の雇用者数の伸びが15万8000人増にとどまり、予想(18万5000人〜19万人増)を下回りました。

ユーロは対米ドル、対円で目立って上昇しました。

英ポンドも高く推移しました。イングランド銀行の金融政策委員会のマカファティ委員が利上げの必要性をあらためて主張しました。今後数年で数回の利上げを見込むと述べました。

米ドルは対円でほぼ横ばい。米2年債は小動きでしたが、米10年債の利回りは大幅に上昇しました。

新興国通貨は売られました。トルコリラは対米ドル、対円で下落。南アフリカランドも続落しました。

ブルームバーグは、主要国の中央銀行の多くが金融引き締め方向に動く中、新興国通貨が下落すると予想するストラテジストが増えていると伝えました。ブラウンブラザーズのストラテジストは、経済と政治が不安定なトルコリラと南アフリカランドが特に不安定になるとみているとしています。

原油価格が反発しましたが、カナダドルは小幅安で推移しました。7日、アメリカとカナダの雇用統計が発表されます。相場に影響しそうです。

豪ドルとNZドルは、それぞれ小幅安でした。

「ダウ下落、IT株安い」

6日のヨーロッパの株式相場は下落しました。ユーロ高を嫌気。アメリカのトランプ大統領が訪問先のポーランドで北朝鮮に対し行動を起こすべくだと述べ、地政学リスクが意識されました。

ニューヨーク株式相場も下落。IT関連株が下げをけん引しました。銀行株も軟調でした。GEが大幅安でダウを押し下げました。ナスダックは1%下げました。個別には、電気自動車のテスラが大幅続落、チャート上でベア(弱気)マーケット入りしました。

ニューヨーク原油相場は0.86%高の45米ドル52セント。金相場は0.13%高の1223米ドルでした。

NY時間06日午後4時、東京時間07日午前5時時点の状況です。

[July 06, 2017]  No 031843687

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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