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2017/07/06マーケット: 議事録後に米ドル買い、新興国通貨急落

「加ドル安い」

5日の欧米の外国為替マーケットでは、FRBが前回の会合(FOMC)の議事録を公表後に米ドルが買われました。

議事録では、金融緩和の状態が長期化することをFRBが懸念していることがわかりました。バランスシートの縮小開始の時期についてはやや意見にバラつきがありましたが、近く開始する方向では一致していました。ややタカ派的な内容でした。

米ドルは対円で小幅高。米2年債や米10年債の利回りが低下。ただ、議事録公表後に低下幅が縮まりました。

米ドル/円について、113.50円を手前に上値の重さが意識されています。節目を抜けると5月11日につけた114.37円が視野に入ると指摘されていますが、米ドル買いの勢いは強くありませんでした。原油安が影響しているとの見方もあります。

ユーロは対米ドルで小幅安。対円では横ばいでした。ユーロ圏の5月の小売売上高は予想を上回りました。

英ポンドは小幅高でした。イギリスの6月のサービス部門の購買担当者景気指数(PMI)は4カ月ぶりの低水準でした。イングランド銀行の金融政策委員会のソンダーズ委員は4日、消費の減速が輸出で相殺されるとしたうえで、金利上昇に備える必要があるとの認識を示しました。

新興国通貨は売られました。地政学リスクの高まりを背景に、リスク回避の動きが影響しました。

トルコリラは対米ドル、対円で急落しました。カタールをめぐる緊張が注目されました。サウジアラビア、UAE、エジプト、そしてバーレーンは、カタールに対する追加制裁を協議するためにカイロに集まりました。

南アフリカランドも急落。与党のANCが、中央銀行を政府の完全傘下に入れることを提案しました。中央銀行の役割が変更されるとの懸念が広がりました。南アフリカランドが当面、不安定になるとの見方があります。

原油価格が急落。原油に敏感なカナダドルが対米ドル、対円で大幅安でした。

豪ドルとNZドルは対米ドルほぼ横ばい、対円で小幅安でした。

「ダウ横ばい、原油急落」

5日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。中東情勢に関心が集まりました。

ニューヨーク株式相場は小幅高でした。ダウとS&P500はほぼ横ばい。IT関連株が買い戻され、ナスダックは堅調でした。個別には、一部のアナリストの弱気な見方を受けて電気自動車のテスラが急落しました。

ニューヨーク原油相場の終値は4.12%安の45米ドル13セント。金相場は0.21%高の1221米ドルでした。

NY時間05日午後4時、東京時間06日午前5時時点の状況です。

[July 05, 2017]  No 031843686

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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