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2017/06/28マーケット: 相場変動、金融当局者の発言に大揺れ

「欧州通貨高い」

27日の欧米の外国為替マーケットは、金融当局者の発言に大きく反応する展開が続きました。

もっとも影響したのはECBのドラギ総裁の発言。量的緩和の縮小を示唆したことを受け、ユーロが幅広く買われました。対米ドルで大幅高、対円では127円台前半に急上昇しました。

英ポンドも大幅に上昇しました。イングランド銀行の金融行政委員会は27日、銀行に自己資本比率の積み増しを求める方針を明らかにしました。ブレグジット(イギリスのEU離脱)の交渉次第で金融安定化が損なわれるリスクがあるため。カーニー総裁は記者会見で、今回の措置は金融政策を近く引き締めることを意味するものではないと語りました。

一方、ロンドンを訪問中のFRBのイエレン議長は講演で、金融危機が我々の時代に再び起きないと確信していると述べました。金融政策については、緩やかに利上げする方針をあらためて主張しました。予想ほどタカ派的ではありませんでした。同じくロンドンに滞在中のフィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、年内にあと1回の利上げを実施する公算が大きいと述べました。

米ドルは対円で上昇しました。100日移動平均の111.80円を超えて米ドル高が進みました。米国債の利回りが大幅に上昇したことが材料になりました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、IMFがアメリカの成長率見通しを下方修正したが、FRB幹部がアメリカ経済を楽観視しているため、米ドル/円が下がっても111.50円で止まるだろうとコメントしました。

このところ見直されているカナダドルは続伸しました。

米国債利回りが大幅上昇したことで、新興国通貨は軟調でした。トルコリラの対円相場が下落。南アフリカランドも売られました。

豪ドルとNZドルは対米ドルで小幅安。対円では上昇しました。

「米株反落」

27日のヨーロッパの株式相場は下落しました。

ニューヨーク株式相場も下落。上院共和党のマコネル院内総務が医療保険制度改革法(オバマケア)の代替案の採決を延期したことを嫌気。IT関連株が売られ、ナスダックは1.61%下げました。

ニューヨーク原油相場は2.03%高の44米ドル26セント。金相場はほぼ横ばいでした。

NY時間27日午後4時、東京時間28日午前5時時点の状況です。

[June 27, 2017]  No 031843682

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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