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2017/06/13マーケット: ポンド続落、FOMCにらむ米ドル/円

「カナダドル高い」

12日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが目立って下落しました。

イギリスの8日の選挙で与党・保守党が過半数を割りましたが、メイ首相が続投しました。新しい内閣が誕生、来週から始まるEUとの離脱交渉にのぞみます。政治基盤が弱く、メイ政権が強い交渉ができないとの懸念が広がりました。格下げ懸念も一部あります。一方、ビザカードの発表で、イギリスの消費者が非常に慎重になっていることがわかりました。先月の消費は過去4年の最低水準でした。

英ポンドは対米ドルで下落、対円では一時138円台に急落しました。英ポンドが当面、不安定になるとの見方が少なくありません。

ユーロは対米ドルで小幅高でした。フランスの議会選の第1回投票でマクロン大統領が率いる新党「共和国前進」が圧勝する見通しとなったこと、さらに、イタリアの地方選で反体制派政党「五つ星運動」が大敗したことがユーロを支えました。ユーロは対円では下落しました。

米ドルは対円で下落しました。米国債の利回りが上昇に転じたことを受け、後半の取引で米ドルが下げ幅を縮めました。

FRBが金融政策を決める14日の会合(FOMC)で0.25%の利上げを決めるとの予想がコンセサスになっています。

ただ、会合後に米ドルが売られるとの見方が一部であります。声明とイエレン議長の記者会見が「ハト派的」になるとみられているためです。BKアセットマネージメントのストラテジストは、イエレン議長が今後の引き締めに慎重なスタンスを示した場合、米ドル/円が108円に向かう可能性があるとコメントしました。

トルコリラは対米ドルで上昇しました。クロス取引の対円相場は小幅高。トルコの第1四半期のGDPが前年比で5%上昇、予想を上回りました。アナドル通信によりますと、トルコ西部で12日、マグニチュード6.2の地震が発生しました。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。

カナダドルは、対米ドル、対円で高く取引されました。カナダの中銀副総裁が金融緩和策の見直しを示唆したことが材料視されました。

オーストラリアは祝日。豪ドルはまちまち。NZドルはやや軟調でした。

「米株下落、アップル大幅続落」

12日のヨーロッパの株式相場は下落しました。イギリスの選挙後の政局への懸念、ニューヨークのIT関連株の急落などが影響しました。

ニューヨーク株式相場も下落。終盤にやや下げ幅を縮めました。

個別にはアップル、アマゾン、グーグルの親会社のアルファベット、ネットフリックス、フェイスブックなどIT関連株が「割高感」から軒並み売られました。16年間にわたりCEOを務めたジェフ・イメルト氏が8月1日付で退任すると発表したGEは大幅高でした。ウォール・ストリート・ジャーナルは、イメルト時代のGEの株価パフォーマンスがダウ採用銘柄の中で最悪だったと伝えました。

ニューヨーク原油相場は0.55%高の46米ドル08セント。金相場は0.20%高の1268米ドルでした。

NY時間12日午後4時、東京時間13日午前5時時点の状況です。

[June 12, 2017]  No 031843671

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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