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2017/06/08マーケット: コミー証言に揺れる、トルコリラ安い

「ユーロ軟調」

7日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが軟調でした。

ECBがインフレ率の見通しを下方修正するとする匿名のユーロ圏官僚の話をブルームバーグが伝えたことが材料視されました。ただ、ロイターが、インフレ見通しを下方修正すると同時に、ECBは経済成長見通しを上方修正しそうだと報じたことでユーロが下げ幅を縮めました。

ユーロは対米ドルで小幅安、対円で小幅高でした。

英ポンドは堅調でした。8日のイギリスの総選挙でメイ首相が率いる保守党が勝利するものの、過半数には至らないとみられています。選挙結果が反映される9日の東京マーケットに注目です。

米ドルは対円で小幅高。米2年債や米10年債の利回りが上昇したことに反応しました。

注目を集めるFBIのコミー前長官の8日の議会証言の冒頭発言のテキストが明らかになりました。3回の面談と6回の電話で、トランプ大統領が忠誠を求め、フリン前補佐官に対する捜査終了を希望したと述べています。強制的な要求でないと解釈され、米ドルが上げ幅を広げました。

トルコリラは対米ドル、対円で売られました。トルコ議会が、カタールにあるトルコ軍基地に部隊を派遣することを承認する方向だと伝えられたことが材料になりました。サウジアラビアなど中東数カ国がカタールとの国交を断絶しましたが、トルコが「ロシア・イラン・カタール」側につくことが明確になりつつあります。トルコの新たな動きで中東の緊張が高まるとの懸念が強まりました。

前日に売られた南アフリカランドは落ち着きました。対円でほぼ横ばいでした。

豪ドルは対米ドル、対円で上昇しました。オーストラリアの第1四半期のGDPが予想を上回ったことが好感されました。NZドルも堅調に推移しました。

原油価格は急反落。原油に敏感なカナダドルが売られました。

「米株上昇、原油急落」

7日のヨーロッパの株式相場は下落しました。英ポンド安を嫌気しロンドンが0.6%安。フランクフルトの下げは限定的でした。

ニューヨーク株式相場は上昇しました。FBIのコミー前長官の議会証言の事前テキストを受け、トランプ政権への打撃が限定的だとの見方が広がりました。

ニューヨーク原油相場は急落。終値は5.13%安の45米ドル72セントでした。金相場は0.33%安の1293米ドルで取引を終えました。

NY時間07日午後4時、東京08日午前5時時点の状況です。

[June 07, 2017]  No 031843668

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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