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2017/05/19マーケット: 米ドル落ち着く、新興国通貨続落

「NZドル軟調」

18日の欧米の外国為替マーケットでは、前日に急落した米ドルが落ち着きました。

アメリカの新失業保険申請件数が予想外に改善、5月のフィラデルフィア地区連銀の景気指数が予想に反して上昇したことが材料になりました。FRBが年内にあと2回利上げするとの見方がやや増えました。米2年債や米10年債の利回りが小幅上昇しました。

取引時間中、FBIのコミー前長官が捜査妨害を受けなったことを示唆するCSPANのビデオが保守系サイトなどで流れ、米ドルと株価が急上昇する局面がありました。しかし、誤解だとわかり、値を戻しました。

米ドルは対円で反発しました。ただ、上値の重さが意識されました。

ユーロは対米ドルで反落。対円ではほぼ横ばいでした。ECB理事会の議事録で、マーケットとの対話の微妙な変更を慎重に行うべきだと考えていることが明らかになりました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドルが反発したが、対円で112円、対ユーロで1.10米ドルを抜けていないと指摘。米ドルのベア(弱気)がまだあきらめていないとコメントしました。

英ポンドは対円で反発しました。イギリスの小売売上高が予想を上回りました。

新興国通貨は続落しました。ブラジルのテメル大統領の汚職疑惑が深刻化したことを受けてブラジルレアルが急落、新興国通貨全体に影響しました。

南アフリカランドは対米ドルで大幅安。対円でも安く取引されました。トルコリラも対米ドル、対円で大幅に続落しました。

カナダドルは対米ドルでほぼ横ばい。対円では81円台後半に上昇しました。

NZドルは対米ドルで下落、対円で小幅安でした。マーケット全体の米ドル高が影響しました。

オーストラリアの失業率が4カ月ぶりの低水準に改善しましたが、豪ドルの対米ドル相場はやや軟調でした。対円では上昇しました。

「米株反発」

18日のヨーロッパの株式相場は下落しました。アメリカの政局混迷に対する懸念で心理が悪化しました。

ニューヨーク株式相場は反発しました。ただ、上値の重さが意識されました。

ニューヨーク原油相場は0.57%高の49米ドル35セントでした。金相場は0.47%安の1252米ドルで取引を終えました。

NY時間18日午後4時、東京19日午前5時時点の状況です。

[May 18, 2017]  No 031843655

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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