2分でわかるアメリカ

2017/05/03マーケット: 節目超えた米ドル/円、新興国通貨高い

「ユーロ堅調」

2日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で高く取引されました。

やや弱い経済指標の発表が相次ぎ、米2年債や10年債の利回りが低下しました。米ドルのネガティブ要因ですが、FRBが年内にあと2回利上げするという観測を後退させるほどではないとの見方、トランプ大統領が北朝鮮との対話姿勢を示したことなどでやや安心感が広がりました。

FRBの金融政策を決める会合が2日間の日程ではじまりました。米東部時間3日午後、声明が発表されます。注目です。

米ドルは対円で112円台に乗せました。節目とされた水準。 日本がゴールデンウィークで、円の商いが低調なことも振れを大きくしたとの指摘があります。

米ドル/円は目先、3月13日高値の112.89円を意識した動きが予想されています。それを超えた場合、米ドルの一段高になる可能性があるとの指摘があります。

ブルームバーグは、オプション取引に絡み米ドルの対円相場が113.20円近辺まで上昇する可能性があるとする匿名のヨーロッパのトレーダーの見方を伝えました。

ユーロは対米ドルで上昇、対円で高く取引されました。ユーロ圏の製造業購買担当者景気指数は、約6年ぶりの高水準でした。

英ポンドの対円相場は一時145円台をつけました。イギリスの製造業購買担当者景気指数は3年ぶりの高水準。

リスクオン相場となり、新興国通貨が堅調でした。南アフリカランドは対円で上昇。

トルコリラの対円相場は高く推移しました。3日発表のトルコの消費者物価指数に注目です。

原油相場が急落。原油に敏感なカナダドルは対円で軟調でした。

豪ドルは対米ドルでほぼ横ばい。対円では小幅高でした。当面の金利据え置きを示唆したオーストラリア中銀の声明を受けた豪ドル買いが一服しました。

NZドルは上昇しました。フォンテラが主導する乳製品のオークションは堅調でした。GDT価格指数が3.6%上昇。4オークション連続の上昇です。

「米株小幅高、原油急落」

連休明けの2日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。BPが大幅高でした。

ニューヨーク株式相場は小幅高でした。弱い決算を受けて半導体大手のAMDが急落した一方、アップルが最高値を更新しました。ナスダックは最高値でした。

ニューヨーク原油相場の終値は2.42%安の47米ドル66セントでした。金相場は0.12%高の1257米ドルで取引を終えました。

NY時間02日午後4時、東京03日午前5時時点の状況です。

[May 02, 2017]  No 031843643

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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