2分でわかるアメリカ

2017/04/26マーケット: 円売り加速、「5月米ドル高」との見方も

「ユーロ高い」

25日の欧米の外国為替マーケットでは、リスク選好ムードが強まり、安全資産とされる円が全面安の展開でした。

フランスの大統領選の決選投票で極右のルペン氏が勝つ可能性が低いとの見方、アメリカの住宅関連指標が強かったこと、トランプ大統領が法人税を35%から15%に引き下げる方向で動いているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことなどを背景に、リスク選好ムードが強まりました。

米ドルは対円で大幅続伸。111円台に乗せました。米国債の利回りが大幅に上昇、ニューヨーク株式相場が大幅続伸したことも米ドルを支えました。

ユーロは対米ドルで続伸、対円で急上昇しました。121円台半ばで推移しました。

英ポンドも堅調。対米ドルで小幅高、対円では142円台半ばに上昇しました。

通貨情報を提供するポンドスターリングライブによりますと、4月は伝統的に英ポンドが買われる傾向があります。5月については、歴史的に米ドルが高くなる傾向があるとしています。JPモルガンのストラテジストが、アメリカ経済の第1四半期が弱く、第2四半期に回復する傾向があることが「5月米ドル高」の背景にあるとコメントしていると伝えました。

トルコリラは対米ドルで小幅安。対円では続伸しました。トルコ中銀が26日に開く金融政策委員会に注目が集まっています。

南アフリカランドも対米ドルで小幅安、対円で高く取引されました。

カナダドルは対米ドルで続落。アメリカのロス商務長官がカナダ産木材に平均20%の関税をかける方針を発表したことが材料視されました。クロス取引の対円相場は、米ドル/円が大幅続伸したことを受け高く推移しました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで下落、対円で上昇しました。

「米株大幅続伸」

25日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。

ニューヨーク株式相場は大幅続伸。キャタピラー、マクドナルド、3M、そしてデュポンなど大手企業が強い決算を発表したことが好感されました。ナスダックは節目の6000ポイント台に乗せ最高値を更新。中高型株の指数であるラッセル2000も最高値をつけました。

ニューヨーク原油相場は6日ぶりに反発。終値は0.67%高の49米ドル56セントでした。

金相場は0.81%安の1267米ドルで取引を終えました。

NY時間25日午後4時、東京26日午前5時時点の状況です。

[April 25, 2017]  No 031843638

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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