2分でわかるアメリカ

2017/04/19マーケット: 上値重いトルコリラ、オセアニア通貨は明暗

「ポンド急伸」

18日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。

米ドルは対円で下落しました。米国債利回りが低下したことが影響しました。アメリカのムニューシン財務長官がFTのインタビューで長期的に強い米ドルが好ましいと発言したことで米ドルが上昇しましたが、短命に終わりました。トランプ政権の通商政策の方向を見極める上で、日米の貿易をめぐる対話の行方が注目されています。

ユーロは対米ドル、対円で高く取引されました。

英ポンドは急上昇しました。イギリスのメイ首相が総選挙の実施を決めたことがサプライズになりました。メイ首相が政治基盤を固め、EU離脱交渉が進むとの見方が強まりました。

トルコリラは対円で小幅高でした。国民投票で大統領の権限を強化する憲法の改正が決まりましたが、トルコリラの上昇は小幅にとどまっています。エルドアン大統領の強硬姿勢でEUとの関係が悪化するとの懸念が上値を抑えています。中央銀行の金融政策の不透明感も影響して、外国人投資家が慎重になっています。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。

カナダドルは対円で軟調でした。

豪ドルは、対米ドル、対円で売られました。オーストラリアの主力輸出品である鉄鉱石の価格が下落したことが影響しました。

一方、NZドルは高く推移しました。フォンテラ主導の乳製品のオークションが堅調でした。GDT価格指数が3.1%上昇しました。3オークション連続の上昇。重視される全脂粉乳の価格が3.5%上昇したことが好感されました。

「米株反落」

4連休明けのヨーロッパの株式相場は下落しました。メイ首相の総選挙発表を受け英ポンドが急伸した影響で、ロンドンのFTSEは2.46%下落しました。

ニューヨーク株式相場は反落。予想を下回る決算を発表したゴールドマン・サックスとジョンソン・エンド・ジョンソンがダウを押し下げました。トランプ大統領がウィスコンシン州で演説、「アメリカ製を買い、アメリカ人を雇う」スローガンを掲げましたが、相場は無反応でした。

ニューヨーク原油相場は0.46%安の52米ドル41セント。金相場は0.17%安の1294米ドルでした。

NY時間18日午後4時、東京19日午前5時時点の状況です。

[April 18, 2017]  No 031843633

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ