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2017/04/14マーケット: 買われた資源国通貨、売られた欧州通貨

「米ドル、対円で小幅高」

13日の欧米の外国為替マーケットでは、欧州通貨が売られた一方、豪ドルをはじめとする資源国通貨が買われました。

オーストラリアの中央銀行が労働市場の脆弱さを指摘しましたが、3月の雇用者数の増加が予想を大幅に上回りました。ニュージーランドも製造業が活発で、経済が堅調であることを示しました。さらに、中国の貿易統計が予想を上回りました。これらを受け、資源国通貨の豪ドルとNZドルがそれぞれ高く取引されました。

ただ、カナダドルは対米ドル、対円で下落しました。

一方、ユーロと英ポンドは売られました。目立った材料はありませんでしたが、イースターに絡む薄商いが影響して、振れが大きくなりました。フランスの大統領選で、極右のルペン氏と共産党系のメランション氏の支持率が高いことへの懸念が高まりました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、グッド・フライデーのため薄商いが予想される14日、アメリカの重要な経済指標が発表されるため、大きく変動する可能性があるとコメントしました。

米ドルは対円で小幅高でした。アメリカ軍が通常兵器としては最強の破壊力を持つ爆弾(MOAB)をアフガニスタンにあるISISの拠点に投下したと伝えられたことを受け、一時「逃避の円買い」で米ドルが売られる局面がありましたが、その後買い戻されました。米2年債は小動き、米10年債の利回りは小幅低下しました。

「トランプ大統領のドル高けん制発言を受けて米ドルが売られすぎた」との見方が広がりました。

南アフリカランドは対円でほぼ横ばいでした。

トルコリラは対円で下落。憲法改正の是非を問う国民投票を日曜日に控え、神経質な展開でした。ゴールドマン・サックスは、トルコや南アより先進国マーケットのリスクの方が大きいとみています。

「米株下落」

13日のヨーロッパの株式相場は下落しました。地政学リスクが意識されました。

ニューヨーク株式相場も下落。アメリカ軍のアフガニスタンへの爆弾投下で投資家心理が悪化しました。

ニューヨーク原油相場は0.13%高の53米ドル18セント。金相場は0.81%高の1288米ドルで取引を終えました。

NY時間13日午後4時、東京14日午前5時時点の状況です。

[April 13, 2017]  No 031843630

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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