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2017/04/05マーケット: 豪ドル売り、トルコリラ続落

「円堅調」

4日の欧米の外国為替マーケットで主要通貨は全体的に小動きでした。

米中首脳会談とアメリカの雇用統計の発表を週後半に控え、積極的な取引が控えられました。マーケットは特に、トランプ大統領が習近平国家主席との会談で、中国の為替政策にどう発言するのかに注目しています。

米ドルは対円で小幅安でした。リスク回避の円買いが優勢でしたが、米2年債と米10年債の利回りが上昇したことで米ドルの下げ幅は限定的でした。

ブルームバーグによれば、BKアセット・マネージメントのストラテジストは、米ドル/円が110円ちょうどに向かう可能性もあるが、5日に公表されるFOMCの議事録は楽観的な内容になるだろうとコメントしました。

ユーロは対米ドルで横ばい。対円では軟調でした。

英ポンドの対円相場は137円台で取引されました。

前日に急落した南アフリカランドは対米ドルで反発、対円で小幅反発しました。

トルコリラは売られました。インフレ率が高くなっていますが、国民投票を16日に控え、中央銀行が積極的に動けないとの見方がトルコリラ売りを誘いました。国民投票後にトルコの民主主義が大幅に後退するとの観測が根強いことも影響しました。一方、トルコの金の輸入額が3月に急増したことがわかりました。トルコリラの下落を受け、エルドアン大統領が、米ドルを売ってトルコリラか金を購入するよう求めています。

カナダドルは対円で続落しました。

豪ドルは幅広く売られました。オーストラリアの中央銀行が予想通り政策金利を据え置きました。声明で国内雇用とインフレ率にやや弱気な見方を示したことが材料視されました。

NZドルも軟調でした。フォンテラ主導の乳製品のオークションは堅調でした。GDT価格指数が1.6%上昇しました。悪くない内容でしたが、豪ドルにつられる形で下落しました。

「米株小幅高」

4日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。米中首脳会談を控え、積極的な取引が控えられました。

ニューヨーク株式相場も小幅高。金融株は軟調でした。

ニューヨーク原油相場は1.57%高の51米ドル03セント。金相場は0.35%高の1258米ドルでした。

NY時間04日午後4時、東京05日午前5時時点の状況です。

[April 04, 2017]  No 031843624

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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