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2017/03/28マーケット: 米ドル=110円試す展開、急落したランド

「米ドル売り」

27日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対主要通貨で売られました。

医療保険制度改革(オバマケア)の改廃に失敗したことを受け、トランプ大統領の政策への期待がしぼみました。与党・共和党の亀裂も鮮明。特に、税制改革の先行きが不透明になり、米ドル売りを誘いました。

米ドルは一時110円ちょうど近辺まで売られました。去年11月以来となる110円割れを試す展開でした。後半の取引では、110円半ばで推移しました。米2年債は小動きでしたが、米10年債の利回りが低下したことが影響しました。

ブルームバーグは、米ドルの対円相場が100円に近づくことはないが、108円はありそうだとする複数のアナリストの見方を紹介しました。

ユーロと英ポンドは、それぞれ対米ドルで上昇しました。対円ではほぼ横ばいでした。

リスク回避ムードが強く、新興国通貨は全体的に軟調でした。トルコリラは対米ドルで小幅安、対円で大幅安でした。

南アフリカランドは売られました。南アフリカのズマ大統領が、外遊中の閣僚全員に帰国するよう命じました。投資家説明会のためイギリスを訪れていたゴーダン財務相を含め閣僚の入れ替えがあるのではないかとの思惑を呼びました。南アフリカの中央銀行は30日に金融政策委員会を開きます。7%の政策金利を据え置くと予想されています。

カナダドルは対円で安く取引されました。

NZドルは対米ドルで堅調、対円で軟調でした。豪ドルは対米ドルで小幅安、対円で下落しました。

「欧米株下落」

27日のヨーロッパの株式相場は下落しました。トランプ大統領の政策実行に対する懐疑的な見方が重石になりました。

ニューヨーク株式相場も下落。ただ、終盤に下げ幅を縮めました。ダウは2011年7月以来で初めて8日連続で下落しました。ナスダックは小幅ながら上げました。通信株と不動産関連株の下げが目立ちました。

ニューヨーク原油相場は47米ドル73セントに下落しました。金相場の終値は0.58%高の1255米ドルでした。

NY時間27日午後4時、東京28日午前5時時点の状況です。

[March 27, 2017]  No 031843618

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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