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2017/02/10マーケット: 米ドル大幅高、トルコリラ大幅続伸

「NZドル軟調」

9日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で大幅に上昇しました。

きっかけはアメリカのトランプ大統領の発言。航空各社のCEOとの会合で、「今後2、3週間で目を見張るような(phenomenal)税金に関する政策を発表する」と述べました。移民や通商政策のトランプ大統領の強硬姿勢に懸念が広がっていましたが、減税が景気を刺激するとの期待を生み、米ドルが買い戻された格好です。

米ドルは対円で大幅に上昇、113円台で取引されました。米国債利回りが大幅に上昇したことも米ドル買いを誘いました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、トランプ大統領の減税発言が米ドル強気派の贈物となり、111.60円〜112.50円と狭いレンジを抜けたとコメントしました。10日の日米首脳会談が相場に影響しそうだとしています。

ブルームバーグによりますと、シティグループのエコノミストは、トランプ大統領の米ドル高をけん制する口先介入が戯言(hogwash)にすぎず、景気刺激とFRBの金融引き締めを受けて2017年の米ドル相場は高く推移するだろうとコメントしました。

ユーロは対米ドルで下落。対円では高く取引されました。

ポンドの対円相場は141円台半ばに大幅上昇しました。

トルコリラは対米ドルで上昇、対円で大幅続伸しました。アナドル通信によりますと、トルコ中銀のチェティンカヤ総裁が、ロンドンの会議で追加利上げを示唆しました。一方、PWCは、トルコのGDPが2030年に3兆米ドルに達し、世界12位の経済になる見通しだとする報告書を発表しました。高い成長が見込めるトルコを含めた7カ国を「E7(新興経済7カ国)」と呼びました。

南アフリカランドは対米ドルで小動き。対円では上昇しました。

原油価格が上昇。カナダドルの対円相場は大幅高でした。

NZドルは対米ドルで大幅下落。対円では小幅高でした。ニュージーランド中銀が利下げの可能性を示唆したことが「サプライズ」になりました。

豪ドルは対米ドルで小幅安。対円では堅調でした。

「ダウ反発」

9日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。好決算を受けてフランス大手銀のソシエテ・ジェネラルが大幅高でした。

ニューヨーク株式相場も上昇。トランプ大統領の税に関する発言を好感しました。

ニューヨーク原油相場は、ガソリン在庫の減少を受けて大幅に続伸しました。終値は1.26%高の53米ドルちょうど。金相場は0.22%安の1236米ドルでした。

NY時間09日午後4時、東京10日午前6時時点の状況です。

 [February 09, 2017]  No 031843587

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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