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2017/01/24マーケット: 円全面高、トルコリラ軟調

「112円台」

23日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが幅広く売られました。

アメリカのトランプ大統領がTPP離脱に関する大統領令に署名、ホワイトハウスがカナダとメキシコとNAFTAをめぐる再交渉を開始したことが材料になりました。保護主義色を強めるトランプ政権に投資家の懸念が広がり、米ドル売りにつながりました。

米ドルは対円で一時112円台に下落しました。後半の取引では113円ちょうど近辺で推移しました。米国債利回りが大幅に低下したことが影響しました。逃避買いで円は全面高でした。

スコシアバンクは、米ドル/円が112円50銭を本格的に割って下落した場合、111円に向かうとコメントしました。米ドルの上値は114円台半ばとしています。

BKアセットマネージメントのストラテジストも類似した見方。米ドル/円が113円割って推移すれば、112円を試す可能性があるとコメントしました。

ユーロは対米ドルで上昇。対円では大幅安でした。ブルームバーグによりますと、UBSウェルスマネージメントが、ユーロが割安だとして買い推奨しました。

英ポンドの対円相場は軟調でした。対米ドルでは大幅に上昇しました。ブレグジット(イギリスのEU離脱)に関し、イギリス政府が離脱を正式に通知する前に議会承認が必要との判断を最高裁が示すとの観測が強まりました。

トルコリラの対円相場は大幅安でした。トルコの中央銀行が米ドル売り介入を含め通貨防衛に動いていると指摘されていますが、効果は限定的。明日24日の金融政策委員会への注目が集まっています。1週間物レポ金利を0.75%引き上げ、翌日物貸出金利を0.50%利上げ、そして翌日物借入金利を0.25%引き上げるというのがアナリストの中間予想です。利上げする可能性が高いとみられますが、利上げ幅の予想にバラツキがあります。エルドアン大統領が利下げを求める中、中央銀行が独立性を示し、大幅な利上げを決めるかが焦点。トルコリラ相場に大きく影響しそうです。

南アフリカランドは対円で下落しました。

原油価格が下落。カナダドルの対円相場は大幅安でした。

豪ドルとNZドルは、対米ドルで上昇、対円で下落しました。

「ダウ反落」

23日のヨーロッパの株式相場は下落しました。トランプ大統領の保護主義的な姿勢に懸念が広がりました。

ニューヨーク株式相場も下落。トランプ政権の政策の不透明感を嫌気しました。ダウの終値は27ドル安の19799ドル。

ニューヨーク原油相場は0.88%安の52米ドル75セント。金相場は0.89%高の1215米ドルでした。

NY時間23日午後4時、東京24日午前6時時点の状況です。

[January 23, 2017]  No 031843576

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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