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2017/01/14マーケット: 来週の米ドル、政策で動くか

「ユーロ堅調」

13日の欧米の外国為替マーケットは、全体的に小動きでした。

アメリカ商務省が13日発表した去年12月の小売売上高が前月比0.6%増と予想にわずかに届かなかったものの、堅調でした。一方、全米小売業協会が発表した年末商戦の売上高は予想を上回りました。

堅調な小売売上高を受け米ドル買いが先行しましたが、後半の取引で失速しました。トランプ次期政権の経済政策が不透明なことが影響しました。

米ドルは対円で小幅安。米国債利回りは上昇しました。

ユーロは対米ドルで小幅高。対円でも堅調に取引されました。

英ポンドの対円相場はほぼ横ばいでした。

南アフリカランドはやや軟調。

トルコリラの対円相場は小幅高でした。

原油価格が下落。カナダドルの対円相場は軟調でした。

豪ドルとNZドルはそれぞれ小幅高で推移しました。

「政策を見極める」

来週の最大の注目は20日に予定されているアメリカのドナルド・トランプ第45代大統領の就任式。今週11日の記者会見では具体的な経済政策を示さず、期待外れに終わりました。就任演説で減税や公共投資に言及するかどうかが注目です。来週はまた、18日のFRBのイエレン議長が講演を予定しています。

16日月曜日はアメリカが祝日で休場。薄商いになることが予想されます。

ECBは来週19日に理事会を開きます。それに先立つ17日には、イギリスのメイ首相がEU離脱に関する演説を予定しています。ポンド相場に影響しそうです。

ロイタージャパンは、来週の米ドル/円相場について、トランプ次期大統領の就任演説での政策スタンスをにらみながら、トランプラリーが持続するかどうかの可能性を探る展開になりそうだとの見通しを伝えました。演説がアメリカの長期金利や株価に及ぼす影響も注目だとしています。レンジについては、米ドル/円が112〜117円、ユーロ/米ドルは1.0400〜1.0750ドルと予想しました。

スコシアバンクは、米ドルの対円相場はテクニカル的に短期ネガティブで、50日移動平均の113円85銭に向かうと予想するとコメントしました。112円台半ばまで米ドル安が進む可能性もあるとしています。

一方、BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドル/円が近く底を打つ可能性があるとコメントしました。トランプ次期政権の不透明感があるが、アメリカ経済は堅調だとしています。

ブルームバーグによりますと、シティグループとモルガンスタンレーは、米ドル/円のペアを買い推奨しました。また、ソシエテジェネラルは、米ドルが対円で120円に上昇すると予想、トランプ次期大統領の就任100日以内にユーロが対米ドルでパリティ(1.0)をつけるとの見通しを示しました。

「米株まちまち」

13日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。前日に急落したフィアット・クライスラーが反発しましたが、ルノーが大幅に下落しました。

ニューヨーク株式相場はまちまちでした。ダウは高く始まりましたが、後半に失速。小幅ながら安く取引を終えました。終値は19885ドル。JPモルガンなどの決算を好感、銀行株が上昇しました。ナスダックは最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場は1.21%安の52米ドル37セント。金相場は小幅安でした。

NY時間13日 午後4時、東京14日午前6時時点の状況です。

米東部時間の週明け1月16日はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーで連邦祝日です。お休みとし17日に再開します。
[January 13, 2017]  No 031843573

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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