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2017/01/12マーケット: 米ドル振れ大きい、トルコリラ売り加速

「一時114円台」

11日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドル相場が大きく振れました。

ドナルド・トランプ次期大統領の記者会見への期待感から米ドル買いが先行しましたが、会見で減税や公共投資などの具体的な政策への言及がなかったことで失望感が広がり米ドル売りに転じました。

米ドルは対円で一時114円台前半まで売られました。その後、115円台前半に値を戻しました。米10年債利回りが低下、米ドル売りを誘いました。

ユーロは対米ドルで小幅高、対円では軟調でした。

英ポンドの対円相場は一時140円を割りました。

新興国通貨は幅広く売られました。メキシコペソが急落。南アフリカランドも下落しました。

トルコリラの対米ドル相場は最安値を更新しました。対円では節目の30円を割りました。テロの脅威、政治の不透明感が背景です。ラボバンクのストラテジストは、「トルコリラに対する信認が完全に崩れた。クーデター未遂事件後の治安リスク、政治リスク、格下げリスクへの懸念がエスカレートしている」とFTにコメントしました。一方、SEBのストラテジストはCNBCに対し、「トルコリラ安を食い止めるには、中央銀行が現在8%の1週間物レポ金利(主要政策金利)を少なくとも2%引き上げるしかない」との見方を示しました。トルコ中銀は24日に金融政策委員会を予定しています。

原油価格が反発。原油に敏感なカナダドルは高く取引されました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で上昇しました。

「米株上昇」

11日のヨーロッパの株式相場は続伸しました。ロンドンのFTSEは0.21%上昇し7290ポイントと、最高値を更新しました。

ニューヨーク株式相場は上昇しました。トランプ氏の会見を受け、医薬品株が売られました。ダウは会見後に下げに転じましたが、終盤に戻しました。ダウの終値は19954ドルと20000ドルの大台に近づきました。ナスダックは小幅ながら上昇、最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場は2.8%高の52米ドル25セント。金相場は0.94%高の1196米ドルでした。

NY時間11日午後4時、東京12日午前6時時点の状況です。

[January 11, 2017]  No 031843571

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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