2分でわかるアメリカ

2017/01/11マーケット: トルコリラ、連日の急落

「米ドルまちまち」

10日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルがまちまちでした。

ドナルド・トランプ次期大統領が11日、記者会見を予定しています。通商政策や対中関係で強硬な姿勢を示し、マーケットを揺るがすのではないかと一部で警戒感が広がっています。

米ドルは対円で小幅安でした。米国債利回りが上昇に転じたことを受け、下げ幅を縮めました。

ユーロは対米ドルで小幅安。対円で下落しました。

英ポンドは対米ドルでほぼ横ばい。対円では141円を割りました。

南アフリカランドの対円相場は小幅安でした。

トルコリラは急落。対米ドルで最安値を更新しました。対円では、30円台半ばまで売られました。この日はメキシコペソも急落しましたが、新興国通貨の中でトルコリラの下げが際立っています。

通貨安を受け、トルコの中央銀行は10日、外貨準備を削り、流動性を確保するため、市場に15億米ドルを供給しました。しかし、対応が不十分との見方が広がり、トルコリラ売りを誘いました。フィッチが今月末に、トルコの格付けを投資不適格に引き下げるとの噂、政治リスクと治安リスクへの懸念もトルコリラを圧迫しました。24日に予定されているトルコ中銀の金融政策会合への注目度が強まっています。

原油価格が下落。カナダドルは対円で軟調でした。

豪ドルはまちまち。NZドルは利益確定の売りなどで下落しました。

「ダウ続落」

10日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。英ポンド安を好感してロンドンのFTSEは37ポイント高、過去最高値の7275ポイントで取引を終えました。

ニューヨーク株式相場は小幅安でした。トランプ氏の会見を控え、様子見ムードが広がりました。ダウは続落、31ドル安の19855ドルで終えました。S&P500は横ばい。ヘルスケアが上昇したことでナスダックは高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場はOPECの減産合意の順守に懐疑的な見方が広がり続落しました。終値2.19%安の50米ドル82セント。

金相場は0.05%高の1185米ドルでした。

NY時間10日午後4時、東京11日午前6時時点の状況です。

[January 10, 2017]  No 031843570

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ