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2017/01/10マーケット: 英ポンド沈む、トルコリラ急落

「米ドル、対円で安い」

9日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円、対ユーロで下落しました。

目立った材料はありませんでしたが、米国債利回りの低下、ニューヨーク株式相場の下落が米ドル売りを誘いました。

米ドルは対円で116円ちょうど近辺に下落しました。ただ、115〜117円50銭のレンジを超えて米ドルが売られることはありませんでした。

ユーロは対米ドルで上昇、対円では軟調でした。

ブルームバーグの調査で2016年10-12月期の相場を最も正確に予想したポーランドのPKO銀行のアナリストは、ユーロの対米ドル相場が3月末までにパリティ(1.0)を割ると予想。6月末までに0.95米まで下落すると予想しました。

英ポンドは対米ドルで大幅に値を下げました。対円では141円台前半に急落しました。イギリスのメイ首相の「ハードブレグジット発言」が大きく影響しました。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。

トルコリラは対米ドルで最安値を更新しました。対円では急落、一時31円ちょうど近辺まで売られました。アメリカのボストン地区連銀のローゼングレン総裁が速いペースの利上げが必要だと発言したことなどが材料になりました。キャピタル・エコノミクスのエコノミストは「FRBの利上げが話題になると、新興国通貨の中でトルコリラが最も敏感に反応する」とロイターにコメントしました。トルコ国内の治安リスクと政治リスクも重石となりました。

原油価格が下落。原油に敏感なカナダドルが対円で売られました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで上昇しました。対円ではほぼ横ばいでした。

「米株反落」

9日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。ロンドンのFTSEは、英ポンド安を好感して27ポイント上昇しました。

ニューヨーク株式相場は下落しました。エネルギー株が売られました。ダウの終値は76ドル安の19887ドル。アップルとバイオ関連株が買われ、ナスダックは最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場は大幅安。イラクが輸出を拡大、アメリカが生産を増やす方向と伝わったことが影響しました。

金相場は米ドル安を受け上昇、終値は0.98%高の1184米ドルでした。

NY時間09日午後4時、東京10日午前6時時点の状況です。

[January 09, 2017]  No 031843569

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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