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2017/01/07マーケット: 来週の米ドルはどうか

「米ドル反発」

6日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが買い戻されました。

アメリカの弱めの経済指標、人民元の急上昇、トランプ次期政権をめぐる警戒感などを背景に米ドルは前日の取引で幅広く売られました。それが買い戻された格好です。アメリカの雇用統計で賃金が予想以上に伸びたことが材料視されました。

アメリカ・フロリダ州のフォートローダーデール空港の第2ターミナルビル内で6日、銃撃事件が発生しました。地元警察の発表では、5人が死亡、8人が負傷しました。

米ドルは対円で117円ちょうど近辺に戻しました。米国債利回りが上昇、米ドル買いを誘いました。

ユーロは対米ドルで下落。対円では上昇しました。

英ポンドは対米ドルで大幅安。対円では小幅高で取引されました。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。トルコリラの対円相場も小動きでした。

カナダドルの対円相場は大幅高。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで下落、対円で上昇しました。

「トランプ氏の会見」

来週発表されるアメリカの経済指標では、13日の小売売上高とミシガン大消費者信頼感指数が材料になる可能性があります。ただ、最大の材料になるとみられるのが11日に予定されているトランプ次期大統領の記者会見です。米ドル相場に関する発言があるか。その場合、相場が大きく振れる可能性が指摘されています。

2017年第2週目となる来週は、休暇明けの大口の投資家が取引に本格参加、売買高が増えることが予想されます。

ロイタージャパンは、来週の米ドル/円について、トランプ次期大統領の政策スタンスをにらみながら下値を探る展開になりそうだとの見通しを配信しました。トランプ氏や周辺から米ドル高をけん制する発言が出れば、調整色が強まるリスクが警戒されているとしています。レンジは、米ドル/円が114円〜117円。ユーロ/米ドルは1.0400ドル〜1.0700ドルと予想しました。見通し記事はアメリカの雇用統計発表前に書かれていて、統計の内容と反応が反映されていません。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドルの対円相場が115円〜117円50銭のレンジで落ち着く可能性があるとコメントしました。

ウォールストリートジャーナルがまとめた2017年末の大手金融機関の米ドル/円相場の予想は大きく分かれています。ドイツ銀行は120円〜125円、野村は120円とそれぞれ円安を予想しています。一方、JPモルガンチェースは99円と、大幅な円高になると見ています。コンセンサス・エコノミクスがまとめた81の年末の米ドル/円見通しは、97円〜128円とばらつきがあります。

今週後半は、中国の人民元の動きがマーケット全体に影響しました。来週も引き続き人民元の動きに注目が集まりそうです。特に、円やオセアニア通貨に影響する可能性があります。

「ダウ20000ドル接近」

6日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。アメリカの雇用統計を受け、上げ幅を縮めました。フランクフルトのDAXは14ポイント高の11599ポイント。ロンドンのFTSEは14ポイント高の7210ポイントで取引を終えました。

ニューヨーク株式相場は小幅上昇。ダウは20000ドルちょうど近辺まで上昇、その後もみ合いました。終値は64ドル高の19963ドル。S&P500とナスダックは最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場は0.43%高の53米ドル99セント。金相場は0.67%安の1173米ドルでした。

NY時間06日 午後4時、東京07日午前6時時点の状況です。

[January 06, 2017]  No 031843568

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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