2分でわかるアメリカ

2016/12/30マーケット: 年末の米ドル売り、利回り低下と利益確定

「ユーロ堅調」

29日の欧米の外国為替マーケットでは、薄商いの中、米ドルが軟調でした。米国債の利回りの低下が影響したと指摘されました。

米ドルの対円相場は116円台で推移。アメリカ大統領選の後、米ドルは対円で11%超上昇しましたが、年末の閑散相場の中で、利益確定の米ドル売りが増えたとみられています。また、今後発表されるアメリカの経済指標が米ドル高の影響を受け予想より弱いとの観測もあり、米ドル売りにつながっています。

オバマ政権が、選挙戦に絡みハッキングしたとしてロシアに対し新たな経済制裁を課すと発表したことがリスク回避を誘ったとの見方もあります。

ユーロは対米ドルで上昇。ただ、ユーロの対米ドル相場は年初よりまだ3.6%低い水準にあります。この日のユーロは対円でも堅調でした。

英ポンドは対米ドルで小幅高。対円では143円を割りました。ネーションワイドが発表したイギリスの12月の住宅価格指数が前年比で4.5%上昇しました。予想以上の上昇でしたが、2017年は伸びが鈍化する見通しです。

トルコリラの対円相場はほぼ横ばい。南アフリカランドは高く取引されました。

原油価格が下落。カナダドルは対円で横ばいでした。

NZドルは対米ドル、対円で堅調。先週売り込まれたNZドルが目先の底を打ったとの見方があり、買い戻しを誘っています。豪ドルは対米ドル、対円で小幅高でした。

「米株小幅続落」

29日のヨーロッパの株式相場はまちまち。ロンドンのFTSE100は続伸、終値ベースの最高値を更新しました。

ニューヨーク株式相場は小幅安。薄商いの中で売りが先行しました。終盤に下げ幅を縮めました。

ニューヨーク原油相場は、アメリカの在庫が予想外に増えたことが影響し反落しました。終値は0.54%安の53.77ドル。金相場は1.51%高の1158ドルでした。

NY時間29日午後4時、東京30日午前6時時点の状況です。

[December 29, 2016]  No 031843563

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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