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2016/12/24マーケット: 来週、米ドル調整はあるか

「オセアニア通貨軟調」
    
23日の欧米の外国為替マーケットは全体的に小動きでした。クリスマスを控え参加者が少なく、薄商いでした。

エバーコアのストラテジストは「いまから年末までは誰もリスクを取りたくない。せっかくの利益を台無しにしたくないから」とロイターにコメントしました。参加者が少ない上、様子見ムードが強いことがこう着相場を招いたようです。

米ドルは対円で小幅安。米国債利回りが低下したことに素直に反応しました。

ユーロは対米ドルでやや堅調。対円では軟調でした。

英ポンドは対米ドルでほぼ横ばい。対円では144円ちょうど近辺で取引されました。

南アフリカランドの対円相場は横ばい。トルコリラは対円で軟調でした。

原油価格は小動き。カナダドルの対円相場は安く取引されました。

オセアニアの2通貨はそれぞれ対米ドル、対円で下落しました。中国政府が6.5%の経済成長の目標を下回ることを容認する見通しだと一部で伝えられたことに反応しました。中国は、オーストラリアにとっても、ニュージーランドにとっても最大の貿易相手国です。

「2016年最終週」

今年の最終週となる来週の前半は、極端な薄商い、こう着相場になる可能性があります。26日は日本以外の主要国が祝日、27日はドイツのほか、イギリスと英連邦のカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカが休場です。

経済指標では、27日にアメリカのケースシラー住宅価格指数と消費者信頼感指数、30日のシカゴ購買部協会指数がありますが、相場への影響は限定的になる可能性があります。

来週の米ドル/円についてロイター日本版は、高値でもみ合うとみられていると伝えました。ただ、クリスマスを挟んで一時休止した後、リスク要因に目が向き、米ドルのロングが巻き戻される可能性があるとしています。レンジについては、米ドルの対円相場が116円50銭〜118円50銭、ユーロ/米ドルは1.0350ドル 〜1.0550ドルと予想しました。

一方、ロイターのアメリカ版は、年末までの休暇から投資家が戻った後、米ドルが新たに上値を試すとみられると伝えました。

スコシアバンクは、目先の米ドル/円について、テクニカル的にニュートラル(中立)で、115円80銭〜117円80銭のレンジで推移する限り基調は変わらないだろうとコメントしました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、FRBが来年3回利上げすることを示唆しているが、経済指標はそれほど強くないと指示しました。1月に発表される指標に米ドル高のネガティブな影響が出ると予想するとコメントしました。

「欧米株ほぼ横ばい」

23日のヨーロッパの株式相場はまちまち。薄商いで狭いレンジで推移しました。フランクフルトのDAXとロンドンのFTSEはいずれもほぼ横ばいでした。

ニューヨーク株式相場は小幅高。売買が細りました。狭いレンジでの取引。ダウは近い将来の20000ドル越えに期待をつなぎました。

ニューヨーク原油相場は小幅高。終値は0.13%高の53米ドル02セント。金相場は0.26%高の1133米ドルでした。

NY時間23日 午後4時、東京24日午前6時時点の状況です。

アメリカ東部時間の週明け26日はクリスマスの振替で休日です。お休みし翌27日に再開します。

 [December 23, 2016]  No 031843560

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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