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2016/12/13マーケット: 資源国通貨高い、トルコリラは上値重い

「欧州通貨が堅調」

12日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。

米国債利回りが上昇しましたが、米ドル買いにはつながりませんでした。FRBが金融政策を決めるFOMCを控え、予想ほどタカ派的ではないとの見方が強まりました。ポジション調整、利益確定の動きも米ドルにネガティブでした。

米ドルは対円で一時116円台に上昇しましたが、後半の取引で売られ、115円ちょうど近辺に下げました。

BKアセット・マネージメントは、116円という米ドル/円の水準では利益確定の米ドル売りが出やすいとコメントしました。

ユーロは対米ドルで上昇、1.06米ドルを超えてユーロが買われました。対円でも高く取引されました。ロイターは、イタリア財務省筋の話として、経営不振の銀行モンテ・パスキに対し公的支援をする場合、投資家の負担も必要になるとの認識を示しました。

英ポンドの対円相場は、一時146円台に乗せました。

新興国通貨は堅調でした。ただ、トルコリラの上昇は限定的でした。トルコ統計局が発表した7−9月期のGDPが前年同期比で-1.8%と、予想を大幅に下回ったことが影響しました。7月15日のクーデター未遂事件後に消費や生産が落ち込みました。多くの犠牲者が出た週末のイスタンブールのテロ事件もトルコリラの上値を重くしています。

資源国通貨は幅広く買われました。OPECの減産合意に非加盟国も参加することで合意したことを好感し、原油価格が上昇。材料視されました。

南アフリカランドが高く取引されたほか、原油高を好感して加ドルが上昇しました。

豪ドルとNZドルも、対米ドル、対円でそれぞれ高く取引されました。

「NYダウ、20000ドルに接近」

12日のヨーロッパの株式相場は下落しました。FRBの会合を控え様子見ムードが強まったほか、イタリアの政局の不透明感が嫌気されました。フランクフルトのDAXは小幅安でしたが、ロンドンのFTSE100は0.92%安と下げ幅が大きめでした。英ポンド高にネガティブに反応しました。

ニューヨーク株式相場はまちまち。ダウは小幅高で最高値を更新、20000ドルの大台に近づきました。ただ、全体的には下げ相場。S&P500とナスダックは下落、小型株の指数であるラッセル2000は約1%下げました。FOMCを控え、積極的な取引が控えられました。

ニューヨーク原油相場は一時3%超も上昇しました。終値は2.6%高の52.83米ドル。

米ドル安を受け、金相場は小幅ながら上昇しました。終値は1165米ドルでした。

NY時間12日午後4時、東京13日午前6時時点の状況です。

 [December 12, 2016]  No 031843551


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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