2分でわかるアメリカ

2016/12/09マーケット: 米株最高値更新、ユーロ大幅安

「NZドル堅調」

ドル円=114.02円、ユーロドル=1.0612ドル、ポンド円=143.51円、
トルコリラ円=33.04円、豪ドルドル=0.7457ドル、NZドルドル=0.7172ドル

8日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが売られました。

ECBが8日の理事会で政策金利を据え置きました。ECBはまた、現在月額の800億ユーロとしている債券買い入れ額を2017年4月から月額600億ユーロに縮小した上で年末まで継続することを決めました。ECBのエコノミストによるインフレ予想は2019年が1.7%と、目標の2%を2年後も達成できない見通しを示しました。

これを受けユーロが対米ドルで大幅に下落。対円でも安く取引されました。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは「ECBがユーロ安を望んでいて、その通りになった」とコメントしました。

ポンドは対米ドルで下落、対円では横ばいでした。イギリスの大手銀行が事業の一部をフランクフルトやパリへ移転する検討をしていると伝えられました。ブレグジットへの懸念が再燃しました。

ブルームバーグがエコノミストを対象にした調査では、2017年前半のポンドの対米ドル相場の中間予想は1.21ドルでした。現在より約4%低い水準。

ドル円は114円台ちょうど近辺で取引されました。米10年債利回りが大幅上昇、やや米ドル買いが優勢でした。ECB理事会が終わり、関心が来週のFRBの会合に移りました。

トルコリラは対米ドルで反落。対円でも反落しました。

南アフリカランドの対円相場は軟調でした。

カナダドルは対円で上昇。

NZドルは高く取引されました。ニュージーランド中銀のウィーラー総裁が「おそらく利下げが終了した」と発言したことが材料視されました。ニュージーランド政府は、2017年と2018年の成長見通しを上方修正しました。

豪ドルは軟調でした。

「ダウ、連日の最高値」

英FTSE 6931p(+29p) 独DAX 11179p(+192p) 仏CAC 4735p(+40p)

8日のヨーロッパの株式相場は上昇。ECB理事会の結果を受け一段高になりました。フランクフルトの上昇率は1.75%と大幅でした。

米ダウ 19614ドル(+65ドル) S&P500 2246p(+4p) ナスダック 5417p(+23p)

ニューヨーク株式相場は続伸。トランプ・ラリーが継続しました。ダウ、S&P500、ナスダックがそれぞれ最高値を更新しました。大統領選後にダウが最高値をつけるのは13回目です。小型株の指数であるラッセル2000も高値を更新しました。金融株と素材株の上昇が目立ちました。反面、バイオ関連株が売られました。個別には、強い決算を発表したヨガウェアのルルレモンが急上昇しました。

ニューヨーク原油相場は反発しました。終値は2.15%高の50.84ドル。金相場は0.43%安の1172ドルでした。

NY時間08日午後4時、東京09日午前6時の数字を表示しています。

 [December 08, 2016]  No 031843549

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ