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2016/12/01マーケット: まだ続く?米ドル円の見方

「114円台」

ドル円=114.49円、ユーロドル=1.0587ドル、ポンド円=143.13円、  
トルコリラ円=33.26円、豪ドルドル=0.7381ドル、NZドルドル=0.7080ドル

30日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが幅広く買われた一方、円が売られました。

OPECの減産合意を受けて原油価格が急上昇。米10年債の利回りも大幅に上昇しました。ADPの全米雇用報告が予想を上回る強い結果となったことも材料視されました。

ベージュブックと呼ばれるFRBの地区連銀経済報告は、緩やかな成長が幅広い地域で続いているとの認識を示しました。相場への影響は限定的でした。

米ドルは対円で114円台に上昇しました。日米利回り格差の拡大が米ドル買いを誘いました。BKアセット・マネージメントのストラテジストは「115円が視野に入った」とコメントしました。利益確定の米ドル売りが入る可能性はあるが、米ドルの下値は堅いだろうとしています。

前日のレポートで、米ドル円が来年120円台に乗せるとのBofAメリルリンチの見通しを紹介しました。米ドル高円安が一段と進むと予想するアナリストは他にもいます。

ブルームバーグによりますと、AMPキャピタルとBNPパリバはそれぞれ米ドル円が来年、去年の高値である125.86円を超えて上昇すると予想しました。モルガン・スタンレーは、2018年半ばまでに130円まで円安が進むと見ています。

ユーロは対米ドルで下落。対円では121円台に大幅上昇しました。

ポンドは対円で143円ちょうど近辺まで買われました。イングランド銀行のカーニー総裁は30日の会見で、アメリカの大統領選でトランプ氏が勝利したことにより、金利の上昇や貿易低迷を起因とする世界経済への脅威が高まったとの認識を示しました。

OPECの減産合意を受け、ロシアのルーブルやコロンビア・ペソなどの新興国通貨が上昇しました。一方、トルコリラは対米ドルで下落しました。米国債利回りの上昇が影響しました。クロス取引の対円相場は上昇しました。

南アフリカランドは対米ドルで大幅安、対円ではほぼ横ばいでした。

原油価格の急上昇を好感し、カナダドルの対円相場が大幅高、85円台に乗せました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで下落、対円で上昇しました。

「米株まちまち、原油急上昇」

英FTSE 6783p(+11p) 独DAX 10640p(+19) 仏CAC 4578p(+26p)

30日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。OPEC減産合意を好感しました。

米ダウ 19123ドル(+1ドル) S&P500 2198p(-5p) ナスダック 5323p(-56p)

ニューヨーク株式相場はまちまちでした。バイオ関連株が売られ、ナスダックの下落率が1%を超えました。エネルギー関連株は堅調でした。

ニューヨーク原油相場の終値は9.3%高の49.44ドル。

金相場は1.42%安の1173ドルでした。

NY時間30日午後4時、東京01日午前6時の数字を表示しています。

 [November 30, 2016]  No 031843544

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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