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2016/11/26マーケット: 来週、ドルの調整はあるか

「利益確定のドル売り」

ドル円=113.09円、 ユーロドル=1.0597ドル、 ポンド円=141.02円、       
トルコリラ円=32.80円、豪ドルドル=0.7441ドル、NZドルドル=0.7044ドル


25日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルがやや軟調でした。

米ドルは対円で一時113円後半まで上昇しましたが、後半の取引で113円ちょうど近辺まで値を下げました。米国債はほぼ横ばいでした。

ユーロは対米ドルで上昇、対円では小幅高でした。

ポンドは対ドルで小動き。対円ではやや軟調でした。

トルコリラは対円で下落しました。トルコの中央銀行が前日の金融政策委員会で利上げを決めたことを受けトルコリラが買い戻されました。しかし、上昇は一時的でした。国内政治の不透明感、EUとの関係が悪化していることが重石となっています。

南アフリカランドの対米円相場はほぼ横ばいでした。

原油価格が下落。原油に敏感なカナダドルが対円で下げました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ高く取引されました。

「米雇用統計とOPEC」

来週の注目は2つ。もっとも注目されるのは2日に発表されるアメリカの11月の雇用統計です。12月13-14日に開かれるFOMC前に発表される重要な統計です。29日の消費者信頼感指数と年末商戦の前半戦の状況も材料になる可能性があります。もう一つの注目は30日にウイーンで開かれるOPEC総会。減産の具体策をめぐる合意があるかどうかに関心が集まっています。

ロイタージャパンは、来週の米ドル円について、複数の重要イベントを控え調整局面を警戒する展開になりそうだとの見通しを配信しました。4日のイタリアの国民投票への思惑なども波乱要因になりうるとしています。レンジについては、米ドル円は111円50銭〜115円、ユーロ米ドルが1.0500ドル〜1.0750ドルと予想しました。

一方、ニューヨーク発のロイターは、米ドル円が来年3月までに114円に上昇すると予想しているが、1週間以内に達成する可能性があるとするソシエテ・ジェネラルのストラテジストのコメントを伝えました。来年末の予想は120円ですが、これも2017年初めに達成するかもしれないとしています。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、「米ドルを売るときが来たか」と題するメモで、アメリカの雇用統計を前に利益確定の米ドル売りが増える可能性があるとコメントしました。しかし、それを相殺する形で米ドルが買われそうだとしています。米ドル円については、112円に近づけば米ドルの押し目買いが入り、114円を超えて米ドル高円安が進むと予想しました。

BofAメリルリンチも、24日付の顧客向けレポートで、米ドル円の押し買いサイクルが継続するとの見通しを示しました。BofAメリルリンチは、トランプ勝利の恩恵が最も大きいのは米ドル円だとしています。

「ダウ最高値」

英FTSE 6840p (+11p)   独DAX 10699p (+10p)  仏CAC 4550p (+7p)

25日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。ニューヨーク株式市場で買いが先行をしたことを確認、堅調なまま1週間の取引を終えました。

米ダウ 19152ドル (+68ドル)  S&P500 2213p (+8p)  ナスダック 5398p(+18p)

ニューヨーク株式相場も上昇しました。ダウが最高値を更新。ラッセル2000は15日続伸しました。感謝祭後のきょうは短縮取引でした。

ニューヨーク原油相場は3.96%安の46ドル06セント。金相場は0.92%安の1178ドルでした。

NY時間25日 午後3時、東京26日午前5時の数字を表示しています。

 [November 25, 2016]  No 031843541

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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