2分でわかるアメリカ

2016/11/23マーケット: トルコリラ売り、ランド買い

「ドル堅調」

ドル円=111.04円、 ユーロドル=1.0625ドル、 ポンド円=137.88円、
トルコリラ円=32.80円、豪ドルドル=0.7398ドル、NZドルドル=0.7056ドル

22日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対主要通貨で堅調に推移しました。全体的には小動きでした。

米ドルは対円で111円台前半に上昇しました。サンクスギビングデー(感謝祭)を控え薄商いの中、利益確定の売りが入る一方、押し目買いが米ドルを支えました。欧米のファンドが年末に向け米ドルを買っているとの指摘があります。

CMEのFEDウォッチが示すFRBが12月に利上げする確率は90%以上。来年以降の追加利上げに注目が集まっています。

ユーロの対米ドル相場は小幅安。米独利回り格差が再び1990年以来の水準に拡大しました。

ポンドは対米ドル、対円で安く取引されました。

この日は、南アフリカランドの上昇が目立ちました。南アフリカ政府が新しい原発施設の建設を延期すると発表したことが好感されました。メドレー・グローバル・アドバイザーズのアナリストは、「建設費用が多額で、延期は好ましい」とブルームバーグにコメントしました。

トルコリラは売られました。対米ドルで大幅安、対円でも下落しました。22日に予定されていたトルコリラの下落をめぐる政府高官による会合が中止されたことが材料視されました。過去1週間で2回目のキャンセル。ロイターによりますと、ユルドゥルム首相が「トルコ経済を心配していない。アメリカ大統領選後の米ドル高がしばらく続くだろう」と述べました。マーケットの注目は、トルコ中銀が24日に開く金融政策委員会に移りました。

カナダドルの対円相場はほぼ横ばいでした。

NZドルはまちまち。豪ドルは小幅高でした。

「ダウ、初の1万9000台」

英FTSE 6819p(+41p) 独DAX 10713p(+28p) 仏CAC 4548p(+18p)

22日のヨーロッパの株式相場は続伸しました。OPECが来週の会合で具体的な減産計画で合意するとの期待感が相場を押し上げました。

米ダウ 19023ドル(+67ドル) S&P500 2202p(+4p) ナスダック 5386p(+17)

ニューヨーク株式相場も続伸。トランプ・ラリーが続きました。3つの主要な株価指数が最高値を更新。ダウは心理的節目の1万9000ドルを初めて超えて上昇しました。ラッセル2000は13日連続で上昇、過去最高値を塗り替えました。通信株の上昇が目立ちました。

ニューヨーク原油相場は0.44%高の48.03ドル。金相場は0.12%高の1209ドルでした。

NY時間22日 午後4時、東京23日午前6時の数字を表示しています。

 [November 22, 2016]  No 031843539

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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