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2016/11/19マーケット: 来週のドル円、さらに動くか

「ドル買い継続」

ドル円=110.89円、 ユーロドル=1.0588円、 ポンド円=136.95円、
トルコリラ円=32.81円、豪ドルドル=0.7335ドル、NZドルドル=0.7008ドル


18日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが引き続き堅調に推移しました。

トランプ次期大統領が減税、積極的な公共投資を進めるとの観測を背景に、米国債利回りの上昇基調が続いていることが米ドル相場を押し上げています。6つの主要通貨に対する米ドル指数は、一時101.48まで上昇、2003年4月以来の高水準をつけました。

米ドルの対円相場は110円後半で推移しました。米ドル円は過去2週間で約7%上昇した計算です。

ユーロは対米ドルで続落。対円では堅調でした。ポンドの対円相場は小幅高で取引されました。

トルコリラは対米ドルで一時3.40ドル台まで下落、最安値を更新しました。後半にやや買い戻されました。対円では小幅高でした。

南アフリカランドは対円で小幅高。ただ、ブルームバーグの12人のエコノミストを対象にした調査では、S&Pが南アフリカの格付けを投資不適格水準に年内に引き下げるとの予想が45%、来年の格下げ予想は20%ありました。ランドの上値を抑えそうです。

NZドルはまちまち。豪ドルは対米ドル、対円で安く取引されました。

カナダドルは対円で上昇しました。

「感謝祭ウィーク」

来週木曜日は、アメリカのサンクスギビング・デー(感謝祭)で祝日です。週半ばから後半にホリディ・ムードが強まります。経済指標では、23日発表のアメリカの耐久財受注が注目。同じ日に公表されるFOMC議事録も材料になる可能性があります。FRBのフィッシャー副議長が21日に講演を予定しています。

ロイタージャパンは、来週の米ドル円について、アメリカの利上げ観測を背景に米ドルの堅調な地合いが続くとみられているが、急ピッチに上昇した反動で、調整や利益確定の売りが入る可能性があるとの見通しを配信しました。感謝祭前に取引が活発化しそうだとしています。レンジについては、米ドル円が108円〜112円、ユーロドルは1.0450ドル 〜1.0750ドルと予想しました。

スコシアバンクは、米ドル円について、テクニカル的に米ドルが下落する可能性があるとコメントしました。

一方、クレディ・アグリコールのストラテジストは、「感謝祭に向け調整があるかもしれないが、米ドルの押し目買いが引続き入ると見ている」とブルームバーグにコメントしました。

The Wall Street Journalは、トランプ次期政権をめぐる影響に関する見方にバラツキがあり、今後6カ月の米ドル円の予想が95円から120円まで大きく分かれていると伝えました。

来週24日、トルコの中央銀行が金融政策委員会を開きます。トルコ国営のアナドル通信によりますと、3つあるトルコ中銀の政策金利を1つにし、政策委員会の回数を年12回から8回に減らすだろうとシムシェキ副首相が語ったと伝えました。一方、エルドアン大統領の側近は17日、トルコリラが大幅に下落していることについて、中銀は介入しないと述べました。

アメリカの大統領選後にユーロの下落が目立ちます。来週23日のユーロ圏のPMIが注目されています。

「米株、小幅反落」

英FTSE 6775p (-20p)   独DAX 10664p (-18p)  仏CAC 4504p (-18p)

18日のヨーロッパの株式相場は反落しました。3万人の人員削減を発表したフォルクスワーゲンは小幅安でした。

米ダウ 18867ドル (-35ドル)  S&P500 2181p (-5p)  ナスダック 5321p(-12p)

ニューヨーク株式相場は小幅反落。週間ベースでは3つの主要指数は上昇しました。ラッセル2000は11日連続で上昇しました。

ニューヨーク原油相場は小幅高。終値は0.60%高の45ドル69セント。

金相場は0.67%高の1208ドルでした。

NY時間18日 午後4時、東京19日午前6時の数字を表示しています。

 [November 18, 2016]  No 031843537

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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