2分でわかるアメリカ

2016/11/15マーケット: ドル全面高、「レーガン時代に類似」との指摘

「ユーロドル安い」

ドル円=108.40円、 ユーロドル=1.0732ドル、 ポンド円=135.43円、
トルコリラ円=32.92円、豪ドルドル=0.7547ドル、NZドルドル=0.7094ドル

14日の欧米の外国為替市場では、米ドルが積極的に買われた一方、円が幅広く売られました。

アメリカのトランプ次期大統領の財政拡大と減税がインフレ率を押し上げるとの見方から金利が上昇、米ドル買いに繋がりました。ユーロやポンドなど対主要通貨で米ドルが買われ、米ドル指数が11カ月ぶりの水準まで上昇しました。

米ドルは対円で108円台に上昇しました。日米利回り格差の拡大が影響しました。

スコシアバンクは、テクニカル分析が米ドル高円安を示しているとした上で、110円までチャート上の主要な抵抗線がないとコメントしました。

情報提供サイトのエクスチェンジレーツによりますと、モルガン・スタンレーは、米ドル円が目先112円を目指して上昇すると見ています。

Financial Timesは、「米ドル買いが突然コンセンサスになった」と伝えました。1980年代のレーガン大統領時代と類似しているとの指摘があるとしています。1981年1月にレーガン氏が第40代大統領に就任してから1985年2月までに、米ドル相場が45%上昇したと解説しました。

Bloombergは、トランプ政権の財務長官にスティーブン・ムニューチン氏が有力だとする関係筋の話を伝えました。ムニューチン氏はゴールドマン・サックスやソロスファンドでの勤務経験があり、大統領選では財務責任者でした。

新興国通貨は対米ドルで続落しました。ただ、米ドル円の上昇を受け、クロス取引の南アランドの対円相場は堅調でした。トルコリラも同じ理由で、対円で小幅高でした。

原油相場が続落しましたが、カナダドルの対円相場は急上昇。80円に迫りました。

NZドルは対米ドルで下落、対円で上昇しました。南島で大きな地震がありましたが、相場への影響は限定的でした。

豪ドルは対米ドルで小幅高、対円では大幅高でした。

「ダウ続伸、最高値」

英FTSE 6753p(+22p) 独DAX 10693p(+25p) 仏CAC 4508p(+19p)

14日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。アメリカのトランプ次期大統領の経済刺激策をめぐる思惑が相場に引き続き影響しました。

米ダウ 18868ドル(+21ドル) S&P500 2164p(-0.2p) ナスダック 5218p(-18p)

ニューヨーク株式相場はまちまちでした。トランプ相場が一服しましたが、インフラ関連株が引き続き買われました。反面、テクノロジー株が続落、ナスダックは反落しました。ダウは最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場は0.21%安の43.32ドル。金相場は0.21%安の1221ドルでした。

NY時間14日 午後4時、東京15日午前6時の数字を表示しています。

 [November 14, 2016]  No 031843533

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.06.23 更新マーケット: 来週の米ドルはレンジ、それとも※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)「ユーロ堅調」22日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが…
  • 2018.06.22 更新マーケット: 米ドル軟調、英ポンド買い戻し※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)「円堅調」21日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調…
  • 2018.06.21 更新マーケット: 円軟調、新興国通貨が反発※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)「ユーロ小動き」20日の欧米の外国為替マーケットでは、円が軟…
  • 2018.06.20 更新マーケット: 円高・米ドル高、新興国通貨は全面安※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)「リスク回避ムード」19日の欧米の外国為替マーケットでは、円…
  • 2018.06.19 更新マーケット: 資源国通貨安い、円堅調※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら「トルコリラ反発」18日の欧米の外国為替マーケットでは、米中の貿易摩擦をめぐる懸念で…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ