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2016/11/11マーケット: ドル高・金利高進む、ドルどこへ

「ポンド続伸」    

ドル円=106.90円、ユーロドル=1.0884ドル、ポンド円=134.09円、
トルコリラ円=32.83円、豪ドルドル=0.7599ドル、NZドルドル=0.7202ドル


10日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが一段高になりました。

大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が勝利、上下両院でも共和党が過半数を確保したことで、財政拡大が進むとの見方が米ドル買いを誘いました。ホワイトハウスでオバマ大統領と初会談したトランプ次期大統領が冷静で紳士的だったことも寄与しました。ライアン下院議長との会談も友好的でした。

米ドルは対円で106円台後半に上昇。米10年債利回りが大幅上昇したことも材料になりました。米2年債の利回りも上昇しました。

スコシアバンクは、テクニカル分析で米ドル円が短期的に109円72銭を目指す可能性があるとコメントしました。目先の下値メドは105円だとしています。

一方、BofAメリルリンチは、顧客向けメモで、アメリカ政治で共和党が完勝したのは過去に18年間しかなく例外的とした上で、財政刺激策が実行され、米ドル高、金利上昇につながるだろうとコメントしました。BofAメリルリンチは、来年末の米ドル円について、115円まで米ドル高が進むと予想しています。

ユーロは対米ドルで続落。対円では上昇しました。

ポンドは対米ドルで大幅高。対円では134円台まで急上昇しました。アメリカの大統領選でトランプ氏が勝利して以降、ポンドの堅調さが目立ちます

新興国通貨は続落。南アフリカランドは対米ドルで急落、対円でも大幅安でした。アメリカの金利先高感を背景に、米ドルのキャリー・トレードが巻き戻されるとの思惑が新興国通貨売りにつながっています。

トルコリラは対米ドルで大幅安。クロス取引の対円相場は小動きでした。

カナダドルは対米ドルで小幅安、対円では上昇しました。トランプ次期大統領がNAFTA(北米自由貿易協定)を見直すとの観測、国境に壁を築くとの発言などでメキシコペソは続落しました。

NZドルは対米ドルで続落しました。ニュージーランド中銀が0.25%利下げ、声明で今後の金利据え置きを示唆しましたが、影響は限定的でした。対円ではほぼ横ばい。

豪ドルは対米ドルで下落、対円では上昇しました。

「ダウ最高値」

英FTSE 6827p (-83p) 独DAX 10630p (-15p) 仏CAC 4530p (-12p)

10日のヨーロッパの株式相場は反落しました。利益確定の売りが増えました。ポンド高が影響してロンドンの下落率が1.2%に達しました。

米ダウ 18807ドル (+218ドル) S&P500 2167p (+4p)  ナスダック 5208p(-42p)

ニューヨークの株式相場は大幅続伸。金利先高感を背景に金融株の上昇が目立ちました。ダウは過去最高値を更新。テクノロジー大手が指数を押し下げ、ナスダックは下げました。

ニューヨーク原油相場の終値は1.35%安の44ドル66セント。金相場は0.56%安の1266ドルでした。

NY時間10日午後4時、東京11日午前6時の数字を表示しています。

 [November 10, 2016]  No 031843531

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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