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2016/11/03マーケット: 円のボラティリティ高い、トルコリラ軟調

「ドル軟調」

ドル円=103.38円、 ユーロドル=1.1090ドル、 ポンド円=127.04円、
トルコリラ円=33.10円、豪ドルドル=0.7647ドル、NZドルドル=0.7279ドル

2日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円、対スイスフラン、対ユーロ、対ポンドで下落しました。

来週のアメリカの大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利するかもしれない、と投資家が不安に感じています。それを象徴する形で、メキシコペソが2日連続で大幅下落しました。

「トランプ大統領」が誕生した場合、経済、税、通商、外交政策などがどうなるのか読めません。あまりにも不透明で、投資を控える投資家も少なくありません。

米ドルは対円で一時103円ちょうど近辺まで売られました。米10年債の利回りが低下、米ドル売りを誘いました。リスク回避の円買いが目立ちました。終盤に米ドルが下げ幅を縮めました。米ドル円の振れが大きくなっています。

FRBが、FOMCで政策金利を据え置きました。声明で12月利上げの可能性を示唆しました。予想通り。相場への影響は限定的でした。

ユーロは対米ドルで上昇。対円では軟調でした。ユーロ圏の製造業PMI改定値は約3年ぶりの高水準。ドイツの失業率は1992年以降最低を記録しました。

ポンドは対米ドルで高く取引されました。対円では一時126円台後半まで下落。イングランド銀行による利下げ観測が後退、一部で「次は利上げ」との見方も出ています。

トルコリラは対米ドルで下落。クロス取引の対円相場は一時33円を割りました。7月15日のクーデター未遂事件後に非常事態を発動、エルドアン大統領の独裁色が強まっています。これに関し、主要野党の共和人民党(CHP)の党首が懸念を表明しました。与党の公正発展党(AKP)が大統領に権限を集中するための憲法改正法案を提出する計画ですが、政局が混迷する可能性があります。

南アフリカ・ランドの対円相場は小動きでした。

原油価格が続落。カナダドルが対円で下落しました。

豪ドルはまちまち。オーストラリアの住宅建設許可件数が予想を大幅に下回りました。

NZドルは大幅高。ニュージーランドの第3四半期の雇用統計が予想を上回り、労働市場の改善を示しました。

「欧米株続落」

英FTSE 6845p(-71p) 独DAX 10370p(-155p) 仏CAC 4414p(-55p)

2日のヨーロッパの株式相場は大幅安でした。アメリカの大統領選の行方が不透明なことを嫌気、原油安が心理を悪化させました。

米ダウ 17959ドル(-77ドル) S&P500 2097p(-13p) ナスダック 5105p(-48p)

ニューヨーク株式相場は続落。原油安を受け、エネルギー関連株が売られました。公共株の下げも目立ちました。S&P500は7日続落。ダウは節目の1万8000ドルを割りました。

ニューヨーク原油相場の終値は2.9%安の45ドル34セントでした。アメリカの原油在庫が大幅に増えことを嫌気しました。

ドル安を受け金相場は上昇。終値は1.57%高の1308ドルでした。

NY時間02日 午後4時、東京03日午前5時の数字を表示しています。

 [November 02, 2016]  No 031843525

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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