2分でわかるアメリカ

2016/11/02マーケット: 不安心理、ドル売り・新興国通貨売り

「ユーロ、対ドルで上昇」

ドル円=104.10円、 ユーロドル=1.1052ドル、 ポンド円=127.33円、
トルコリラ円=33.37円、豪ドルドル=0.7649ドル、NZドルドル=0.7177ドル

1日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円、対スイスフラン、対ユーロで下落しました。終盤にドル売りが加速しました。

1週間後に迫ったアメリカの大統領選挙で、共和党候補のトランプ氏が勝利する可能性が出てきたことが背景です。メキシコペソが急落しましたが、投資家心理を象徴するものと言えます。

トランプ氏が選挙で勝利した場合、FRBが12月に利上げする確率が大幅に下がるとアナリストの多くが見ています。

米ドルは対円で一時103円台後半まで売られました。米10年債は小動き、米2年債の利回りは低下しました。

FRBとECBの金融政策の方向の違いを背景にユーロが売られてきましたが、大統領選が不透明になったことで、ユーロが買い戻されました。対米ドルで大幅高、対円ではほぼ横ばいでした。

ポンドは対米ドルで小動き。対円では127円台前半に値を下げました。

リスク回避ムードが強く、新興国通貨は売られました。トルコリラ、南アフリカ・ランドが対円でそれぞれ下落しました。

原油価格が続落。カナダドルが対円で売られました。

豪ドルは対米ドルで上昇、対円では小幅安でした。オーストラリアの中央銀行が政策金利を予想通り据え置きました。景気認識が予想よりやや強気だったことが材料視されました。

NZドルは対米ドルで堅調。対円では軟調でした。フォンテラ主導の乳製品のオークションでは、GDT価格指数が11.4%上昇しました。

「欧米株続落」

英FTSE 6917p(-37p) 独DAX 10526p(-138p) 仏CAC 4470p(-38p)

1日のヨーロッパの株式相場は続落しました。アメリカの大統領選の行方が不透明になったことが背景です。スタンダード・チャータードをはじめ銀行株が売られました。

米ダウ 18037 (-105)  S&P500 2111p (-14p)  ナスダック 5153p(-35p)

ニューヨーク株式相場も続落。終盤に下げ幅が拡大しました。経済指標はまちまち。大統領選が不透明なことで買いが控えられました。

ニューヨーク原油相場は続落しました。終値は0.41%安の46ドル67セント。

金相場は1.17%高の1288ドルでした。

NY時間01日 午後4時、東京02日午前5時の数字を表示しています。

 [November 01, 2016]  No 031843524

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.14 更新マーケット: ユーロとトルコリラ小動き、ポンド続伸「資源国通貨が堅調」13日の欧米の外国為替マーケットでは、4つの中央銀行の金融政策を決める会合が注目されました。ECB、スイス中銀、ノルウェー中銀、トルコ中銀は…
  • 2018.12.13 更新マーケット: ポンド大きく戻す、ユーロ高い「ランド堅調」12日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドを買い戻す動きが目立ちました。イギリスの与党・保守党の離脱強硬派として知られるユーロピアン・リサーチ…
  • 2018.12.12 更新マーケット: ポンド続落、トルコリラ軟調「ユーロ下落」11日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが続落しました。イギリスの与党・保守党の議員らが、メイ党首(首相)の不信任投票の発動に十分な48通の…
  • 2018.12.11 更新マーケット: ポンド急落、米ドル堅調「カナダドル下落」10日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが目立って下落しました。EUと合意した離脱協定案のイギリス議会の採決が延期されたことが大きく影響…
  • 2018.12.08 更新マーケット: 来週の円振れるか、2019年はドル安か「カナダドル反発」7日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが軟調でした。カナダドルは反発しました。注目されたアメリカの雇用統計はやや弱めでした。米2年債と米…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ