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2016/11/01マーケット: ドル上値重い、ランド急上昇

「ポンド堅調」

ドル円=104.81円、 ユーロドル=1.0978ドル、 ポンド円=128.29円、
トルコリラ円=33.84円、豪ドルドル=0.7608ドル、NZドルドル=0.7149ドル

31日の欧米の外国為替マーケットでは、全体的に米ドルが堅調でしたが、上値の重さが意識されました。

アメリカ大統領候補のクリントン氏のメール問題をFBIが再捜査することが伝わった先週末に米ドルが大きく売られましたが、やや持ち直しました。クリントン氏勝利の可能性が引き続き高いとの見方が背景。クリントン氏勝利の場合、FRBが12月に利上げする確率が高まるとの観測も米ドル買いを誘っています。

米ドルは対円で小幅高。上値は限定的でした。米10年債利回りが低下したことも米ドルの上値を抑えました。

ポンドは対米ドルで小幅高。対円で上昇しました。イギリスのメイ首相は31日、報道官を通じて、イングランド銀行のカーニー総裁が中銀トップに最適な人物であり、総裁職にとどまるべきだとの考えを示しました。カーニー総裁の任期が2019年6月まで延長されました。

ユーロは対米ドルで軟調。対円では横ばいでした。ユーロ圏の第3四半期(7−9月)のGDPは前年比で1.6%増、前月比で0.3%伸びました。予想と一致。10月の消費者物価指数も予想通りでした。

南アフリカランドは、対米ドル、対円で急上昇しました。南アフリカの検察当局が、ゴーダン財務相に対する不正容疑の捜査を打ち切ったことが材料です。ゴーダン財務相が国税庁長官時代に幹部の早期退職プランを不正に承認した疑いに絡み、検察当局が11月2日に出廷を求めていました。

トルコリラは対米ドルで小幅高。クロス取引の対円は上昇しました。リスク回避ムードが薄れ、新興国通貨が堅調な流れを受けました。

カナダドルは対米ドルでやや軟調。対円ではほぼ横ばいでした。

NZドルは小動き。豪ドルはやや堅調でした。

「米株小幅安、ダウは3カ月連続で下落」

英FTSE 6954p (-42p) 独DAX 10665p (-31p) 仏CAC 4509p (-39p)

31日のヨーロッパの株式相場は下落しました。アメリカの大統領選の行方が不透明になったことが影響しました。

米ダウ 18142ドル (-18ドル) S&P500 2126p (-0.2p) ナスダック 5189p (-0.9p)

ニューヨーク株式相場は小幅安。M&Aの発表が相次いだことを好感する一方、大統領選の不透明感が上値を抑えました。経営統合を発表したGEは小幅安、ベーカー・ヒューズは大幅安でした。全体的に方向感に欠ける展開でした。個別には、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが投資判断を引き下げたナイキが売られました。

月間ベースで、ダウは3カ月連続で下落しました。

ニューヨーク原油相場は大幅下落。終値は3.78%安の46ドル86セントでした。OPECの減産をめぐる週末の事務レベルの会合が不調に終わったことが影響しました。

金相場は0.29%安の1273ドルでした。

NY時間31日 午後4時、東京01日午前5時の数字を表示しています。

 [October 31, 2016]  No 031843523

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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