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2016/10/21マーケット: 金融政策に揺れる、ユーロ安、リラ高

「米ドル円堅調」

ドル円=103.92円、 ユーロドル=1.0923ドル、 ポンド円=127.34円、
トルコリラ円=33.92円、豪ドルドル=0.7624ドル、NZドルドル=0.7192ドル

20日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対主要通貨で堅調でした。

ユーロは対米ドルで4カ月ぶりの安値水準となりました。

ECB理事会が金融政策を据え置きましたが、ドラギ総裁の会見がややハト派的だったことがユーロ売りを誘いました。ブルームバーグが今月始め、ECBが資産買い入れプログラムの段階的な縮小を協議していると報じましたが、ドラギ総裁が報道を否定しました。ドラギ総裁はまた、12月に量的緩和を延長する可能性があることを示唆しました。

米ドルは対円で104円ちょうど近辺に上昇しました。米ドルが対ユーロドルで上昇した影響を受けました。米2年債、米10年債の利回りが上昇したことも米ドル買いにつながりました。

ポンドは対米ドルで軟調でした。 イギリスの消費が弱含んでいる指標が材料視されました。対円では上昇しました。国際決済銀行は、今月7日にポンドが急落したことに関する暫定的な調査結果を11月はじめに公表する方針です。

トルコリラは対円で大幅に上昇しました。トルコの中央銀行が3つの政策金利を据え置いたことが材料視されました。トルコ中銀は前回会合まで7カ月連続で翌日物貸出金利を引き下げました。今回も過半数のエコノミストが追加利下げを予想していました。前日に、複数のエルドアン大統領の側近が「据え置きの可能性」を指摘したこともあり、サプライズ度がやや弱めでした。通貨安がインフレ率を押し上げるとの懸念が据え置き決定の背景にあると指摘されました。

南アフリカランドの対円相場は小動きでした。

原油価格が下落し、カナダドルは対円で軟調でした。

豪ドルは売られました。オーストラリアの雇用関連指標が弱かったことが影響しました。

NZドルも連れ安しましたが、下げ幅は限定的でした。

「米株反落」

英FTSE 7026p (+4p) 独DAX 10701p (+55p) 仏CAC 4540p (+19p)

20日のヨーロッパの株式相場は続伸しました。ECBが金融政策を据え置いたこと、ドラギ総裁のハト派的な発言を好感しました。

米ダウ 18162ドル (-40ドル) S&P500 2141p (-2p) ナスダック 5241p(-4p)

ニューヨーク株式相場は反落しました。原油安が嫌気されましたが、下落幅は限定的でした。通信株の下げが目立ちました。個別には、決算が強かったアメリカン・エキスプレスが急上昇、弱気見通しを示したイーベイが大幅安でした。

ニューヨーク原油相場の終値は2.7%安の50ドル43セント。金相場は0.19%安の1267ドルでした。

NY時間20日 午後4時、東京21日午前5時の数字を表示しています。

 [October 20, 2016]  No 031843516

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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