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2016/10/20マーケット: トルコリラ高の理由、ユーロ軟調

「米ドル円軟調」 

ドル円=103.44円、 ユーロドル=1.0972ドル、 ポンド円=127.09円、
トルコリラ円=33.77円、豪ドルドル=0.7722ドル、NZドルドル=0.7231ドル

19日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルがまちまちでした。

米ドルは対円で小幅下落しました。利益確定の米ドル売りも影響しました。米2年債は小動きでしたが、米10年債の利回りが低下から上昇に転じました。これを受け米ドルが下げ幅を縮めました。

FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、緩やかなペースで経済が拡大しているとの認識を示しました。反応は限定的でした。

ユーロは対米ドル、対円で軟調でした。ECB理事会を控え、ドラギ総裁が「量的緩和の縮小検討」報道にどう応えるかが注目されています。

ポンドは対円で一時126円台半ばまで下落しました。イギリスのEU離脱後の移民政策をめぐり、ハモンド財務相が他の閣僚と意見が食い違っているとの報道がありました。ハモンド財務相は辞任しない意向をメイ首相に伝えたとされています。

南アフリカランドは対円でほぼ横ばいでした。

トルコリラは対米ドルで最安値水準から戻しました。対円でも上昇しました。トルコの中央銀行が本日20日、金融政策会合を開きます。政策金利の翌日物貸出金利を0.25%引き下げるとの予想が優勢でしたが、ここにきて3つの政策金利を全て据え置く可能性が高いとの見方が増えました。エルドアン大統領の複数の顧問と中央銀行の幹部が、相次いで「利下げを止める必要がある」と発言したことが背景です。

カナダドルは対円で下落しました。カナダの中央銀行は、19日に開いた金融政策委員会で政策金利を0.5%で据え置くことを決めました。ただ、追加緩和の可能性を真剣に検討したようです。同時にカナダ中銀は、短期的な住宅市場の減速や軟調な輸出見通しを踏まえ、今年と来年の成長見通しをそれぞれ0.2ポイント下方修正しました。

豪ドルは堅調。NZドルは対米ドルで上昇、対円ではほぼ横ばいでした。

「米株続伸」

英FTSE 7021p (+21p) 独DAX 10645p (+14p) 仏CAC 4520p (+11p)

19日のヨーロッパの株式相場は続伸しましたが、ECB理事会を控え、積極的な取引が控えられました。

米ダウ 18202ドル (+40ドル) S&P500 2144p (+4p) ナスダック 5246p(+2p)

ニューヨーク株式相場も続伸。一部の企業決算が強かったこと、原油価格の上昇を好感しました。個別には、決算が予想を上回ったモルガン・スタンレーが上昇。反面、決算が弱かったインテルが急落しました。

ニューヨーク原油相場の終値は2.61%高の51ドル60セント。金相場は0.55%高の1269ドルでした。

NY時間19日 午後4時、東京20日午前5時の数字を表示しています。

 [October 19, 2016]  No 031843515

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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