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2016/10/14マーケット: 見方分かれる米ドル円、トルコリラ不安定

「リスク回避ムード」

ドル円=103.57円、 ユーロドル=1.1049ドル、 ポンド円=126.86円、
トルコリラ円=33.52円、豪ドルドル=0.7567ドル、NZドルドル=0.7093ドル

13日の欧米の外国為替マーケットでは、中国の輸出が大幅に減少したことを受けリスク回避ムードが広がりました。米ドルが対円、対スイスフランで売られました。

上昇基調にあった米国債利回りが低下、米ドル売り円買いを誘いました。米2年債、米10年債の利回りがいずれも低下しました。

円相場の予想は見方が大きく分かれています。

ドイツ銀行のストラテジストは円高を予想。ブルームバーグによりますと、ストラテジストは年末にかけ、米ドル安円高が90円台前半まで進むと顧客向けメモでコメントしました。「円のラリーは始まったばかり」としています。

対照的に、ABNアムロのストラテジストはFTに対し、米ドル円が107円に向かっているとコメントしました。日米の金融政策の方向の違いを理由に挙げています。

フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、早期利上げの必要があるが、大統領選まで政策変更を待つ可能性があると講演で述べました。

ユーロは対米ドルで上昇。対円では軟調でした。

ポンドは対円で126円台に下落しました。

トルコリラは不安定でした。対米ドルで一時最安値を更新、クロス取引の対円では一時33.20円台まで売られました。トルコのユルドゥルム首相が、大統領の権限を強化するために憲法改正を進める方針をあらためて示したことが材料視されました。トルコの中央銀行が積極的に利下げを進めるとの観測もトルコリラの重石になっています。

南アフリカランドは対米ドルで堅調、対円では軟調でした。

原油価格が小反発したことで、カナダドルが堅調でした。対円ではほぼ横ばいでした。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで小幅高、対円で小幅安でした。

明日(14日)発表のアメリカの9月の小売売上高とFRBのイエレン議長の講演が相場を動かす可能性があります。

「米株軟調」

英FTSE 6977p(-46p) 独DAX 10414p(-109p) 仏CAC 4405p(-47p)

13日のヨーロッパの株式相場は大幅安でした。中国リスクが意識され、鉱山株が急落しました。フランクフルトの下落率は1%を超えました。

米ダウ 18098ドル(-45ドル) S&P500 2132p(-6p) ナスダック 5213p(-25p)

ニューヨーク株式相場も下落しました。FRBが12月に利上げするとの観測が広がる中、中国の弱い経済指標で心理が悪化しました。 ダウは一時184ドル下げましたが、後半に下げ幅を縮めました。銀行株の下げが目立ちました。ユダヤ教の祝日が明けたこともあり、大商いでした。

ニューヨーク原油相場の終値は0.52%高の50ドル44セント。金相場は0.30%高の1257ドルでした。

NY時間13日 午後4時、東京14日午前5時の数字を表示しています。

 [October 13, 2016]  No 031843511

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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