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2016/10/12マーケット: ポンド売り再燃、ランド急落

「ユーロ安い」    

ドル円=103.42円、ユーロドル=1.1055ドル、ポンド円=125.48円、
トルコリラ円=33.51円、豪ドルドル=0.7537ドル、NZドルドル=0.7054ドル

11日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対ユーロ、対ポンドで上昇しました。

FRBが12月に利上げするとの見方から、米2年債、米10年債の利回りが上昇、米ドル買いを誘いました。12月利上げの確率が約70%あるとされています。

ユーロは対米ドルで下落。対円では114円台前半まで売られました。

「ハード・ブレグジット」への警戒感でポンド売りが再燃。対米ドル、対円で大幅安でした。イングランド銀行の金融政策委員会のソンダース委員は、ポンドが一段安になってもインフレ率への影響は限定的だとの見方を示しました。ポンドの一段安予想が増えています。

米ドルは対円では小幅安でした。ロイターの調査で、日銀の追加緩和が来年3月以降になるとの見方が過半数を占めました。

新興国通貨は軒並み売られました。それぞれの政治リスクとFRB利上げ観測が背景です。

特に、南アフリカランドの下げが目立ちました。対米ドルで4%安と急落しました。対円でも7円台前半まで売られました。

南アフリカのゴーダン財務相が裁判所への出廷命令を警察から受け取ったと報じられました。検察当局は、ゴーダン氏の税務長官時代に関与した詐欺事件で訴追する意向です。ズマ大統領との対立が悪化、政局不安を背景に、南アフリカの株式や通貨が売られました。

トルコリラは対円で安く取引されました。

原油価格が反落。原油に敏感なカナダドルが軟調でした。

資源国通貨の豪ドルも対米ドル、対円で下落しました。中国の人民元の国外流出が加速していることへの懸念が広がっています。
NZドルは個別に売られました。ニュージーランド中銀のマクダーモット総裁補佐が、インフレ率を押し上げるために追加緩和が必要だとの認識を示したことが影響しました。

「米株大幅反落」

英FTSE 7070p (-26p)  独DAX 10577p (-46p)  仏CAC 4471p (-25p)

11日のヨーロッパの株式相場は下落しました。原油安を嫌気、資源株が売られました。FTSE100は一時ザラ場の最高値をつけましたが、終盤に崩れました。

米ダウ 18128ドル (-200ドル)  S&P500 2136p (-26p)  ナスダック 5246p(-81p)

ニューヨーク株式相場は大幅反落。原油安、ドル高が影響しました。恐怖指数であるVIXが大幅に上昇、心理が悪化しました。ダウは一時267ポイント下げました。ヘルケア株の下げが目立ちました。個別には、決算が予想に届かなかったアルコアが売られました。

ニューヨーク原油相場の終値は1.1%安の50ドル79セント。金相場は0.36%安の1255ドルでした。

NY時間11日午後4時、東京12日午前5時の数字を表示しています。

 [October 11, 2016]  No 031843509

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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