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2016/10/05マーケット: 米ドル円レンジ抜けたか、トルコリラ続落

「ポンド変動」    

ドル円=102.82円、ユーロドル=1.1205ドル、ポンド円=130.82円、
トルコリラ円=33.58円、豪ドルドル=0.7623ドル、NZドルドル=0.7214ドル


4日の欧米の外国為替マーケットでは、アジア市場の流れを引き継いで円が対主要通貨で安く取引されました。ポンドは円以外の主要通貨に対し大幅安でした。

米ドルは対円で一時103円ちょうど近辺まで上昇しました。ドイツ銀行の信用不安が後退、米2年債利回りが上昇、日米利回り格差が拡大したことが背景です。アメリカの9月の雇用統計の発表を金曜日に控え、米10年債の利回りも上昇しました。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドル円が102円の節目を超えたことで、経済指標次第で103円台に乗せるだろうとコメントしました。

シーキング・アルファなどで情報を提供しているストラテジストは、米ドル円が5カ月続いた下落基調から抜けようとしているとコメントしました。円相場とS&P500の連動性が崩れかけているとした上で、102円80銭を本格的に抜ければ、104円30銭付近に向かう可能性があるとしています。

スコシアバンクは、米ドル円が節目に迫っているが、振れ幅が大きい状況が続きそうだとコメントしました。

IMFが世界経済成長の見通しを据え置きました。主席エコノミストは、アメリカ経済が過熱する恐れがないとの見方を示しました。

ポンドは対米ドルで31年ぶりの安値を更新しました。イギリスのメイ首相が主導する「ハード・ブレグジット」への懸念が材料です。クロス取引の対円では小幅高でした。ポンド相場は不安定な状況が続くとの見方が優勢です。

ポンドにつられる形でユーロが対米ドルで軟調でした。対円では115円台に急上昇しました。

トルコリラは対米ドルで5日続落しました。対円でも下落しました。トルコのユルドゥルム首相が経済成長見通しを大幅に下方修正したことが材料視されました。トルコ中銀が積極的に利下げを進めるとの観測がトルコリラ売りを誘いました。非常事態宣言が正式に延長されたこともトルコリラを圧迫しました。

南アフリカランドは対米ドルで急落しました。対円ではほぼ横ばい。ゴーダン財務相が残留するかどうか不透明、政治リスクが背景です。格下げリスクも懸念となっています。

カナダドルは対円で堅調に推移しました。

豪ドルは対米ドルで軟調、対円では堅調でした。オーストラリアの中央銀行が政策金利を据え置きましたが、声明では、豪ドル高のネガティブな影響が指摘されました。

NZドルは対米ドルで売られました。乳製品のGDTオークションが低調だったことが影響しました。GDT価格指数が3.0%低下しました。価格低下は今年7月以来で初めてです。

「米株続落、金が大幅安」

英FTSE 7074p (+90p)  独DAX 10619p (+108p)  仏CAC 4503 p(+49p)


4日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。連休明けのフランクフルトでドイツ銀行が上昇、安心感が広がりました。ロンドンはポンド安を好感し、1.3%上昇しました。ピアソンの上げが目立ちました。

米ダウ 18168ドル (-85ドル)  S&P500 2150 p (-10 p)  ナスダック 5289 p(-11 p)

ニューヨーク株式相場は続落しました。米ドル高が嫌気されました。金相場が急落、鉱山株が売られました。来週本格化する企業決算への警戒感も重石となりました。 個別には、新型スマホを発表したグーグルの親会社アルファベットが小幅高でした。景気に敏感な3Mが下落しました。

ニューヨーク原油相場の終値は0.25%安の48ドル69セント。金相場は、米ドル高やFRBの早期利上げ観測などを背景に大幅続落しました。終値は3.28%安の1269ドルでした。

NY時間04日午後4時、東京05日午前5時の数字を表示しています。

 [October 04, 2016]  No 031843504

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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